2021年初夏、スナイダー復活祭がやって来た!
ザック・スナイダー監督が復活!実はその背後にはファンの熱い思いがあった。スナイダー監督の苦難が始まったのは『ジャスティス・リーグ』の撮影中。
監督とワーナー上層部との意見の対立が噂される中、監督の娘オータムが自殺するという悲劇が起こる。オータムは中国からの養女で当時は大学生、鬱病に悩んでいたという。この出来事のためスナイダーは監督を降板。
すると、ワーナーが代わりに起用したのが『アベンジャーズ』のジョス・ウェドン監督。映画はスナイダー監督の構想とはまったく別の作品に変貌し、2017年11月に公開されてしまう。
そこで立ち上がったのが、世界中のスナイダー監督のファン。ウェブのCha‒nge.orgで、スナイダー版のBD収録を求める署名運動を開始する。それと並行して始まったのがTwitterでの「#ReleaseTheSnyderCut(スナイダー・カットをリリースせよ)」運動。
ファンはこのハッシュタグの元に集まり、クラウドファンディングで資金を集め、2019年夏のオタクの祭典サンディエゴ・コミコンに、このハッシュタグを掲げる空中広告や看板を出すという快挙を成し遂げたのだ。
このファンたちの思いを受けとめたのが、ワーナー傘下の配信サービス米HBO Max。2020年5月21日、同社はスナイダー監督が描きたいものを描く「スナイダーカット」の製作を発表。
さらにこの発表前から撮影が始まっていた『アーミー・オブ・ザ・デッド』も、同時期の配信が決定。こうして2021年初夏、新作2作が揃い踏みするスナイダー復活祭がやって来た!
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