『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005)
セドリック・ディゴリー
J・K・ローリングのベストセラー小説を映画化した全8作からなるシリーズ。セドリックは本作と第5作『不死鳥の騎士団』(2007)に回想シーンで登場する。
『トワイライト』シリーズよりも前、ロブ初めての大役は主人公ハリー・ポッターのハッフルパフの先輩。クィディッチ大会での活躍は文句なくかっこいい。思慮深く正義感が強く、ヒーロー然とした清潔感漂う佇まいがロブにぴったり。まだ垢抜けていないのが良い!
『トワイライト』(2008〜2012)シリーズ
エドワード・カレン
女子高生とヴァンパイアの禁断の恋を描き、計5本が作られた。実生活でも恋人関係にあったクリステン・スチュワートとロブはティーンの憧れの的に。
ヴァンパイアとしての存在感を出しつつ、1作目『初恋』ではベラに触れられなくてドキドキするというモテとウブの相反する要素を詰め込む反則技で一躍人気に。2作目以降、カリスマ性を増していくロブの急成長を目撃するという意味でもシリーズ一気見をおススメ。
『コズモポリス』(2012)
エリック・パッカ
巨万の富を得た若き投資家の波乱の一日を描いたクローネンバーグ監督によるスリラー。シーンの大半がリムジン車中という異色作。
『トワイライト』シリーズ終了後にそのイメージを払拭するべく、鬼才デヴィッド・クローネンバーグと組んだ作品。すべてを手に入れた不遜な若き大富豪をスマートに演じる前半と、転落して変貌を遂げていく後半の対比が良い。見事アイドル俳優からの脱皮に成功した。
『奪還者』(2014)
レイ
世界経済崩壊後のオーストラリアで愛車を無法者に奪われた男の執念の追走劇。今をときめく製作会社A24の初期作品で、タランティーノもお気に入り。
荒廃した世界で、兄とその一味に置き去りにされた男レイが、兄一味に車を奪われた主人公と共に後を追う。怯えて落ち着かない瞳、だらしがなく知性のないしゃべり方。全身から漂う負け犬感に改めてロブの演技力の高さがわかる。彼の瞳はどんなセリフよりも雄弁だ。