2021年9月3日(金)公開!新たな伝説を作る『シャン・チー/テン・リングスの伝説』、注目のキャスト陣&監督をご紹介します。(文・平沢薫/デジタル編集・スクリーン編集部)

シム・リウ/シャン・チー役

アクション映え必至!運動神経抜群の新鋭

画像1: アクション映え必至!運動神経抜群の新鋭

Birthday : 1989.4.19

マーベル・スタジオの新ヒーローに大抜擢されたシム・リウは、1989年4月19日、中国のハルビンで生まれ、5歳から一家で移住したカナダで育った32歳。シャン・チーとの共通点は、空手、カンフー、テコンドーなどの東洋武術を学んでいること。

スポーツが大好きで、バスケットボール、体操、ロッククライミングもする優れた身体能力の持ち主。この能力を生かしてTV「HEROESReborn/ ヒーローズ・リボーン」(2015)などでスタントマンとしても活躍している。俳優としては「NIKITA/ ニキータ」(2012)、「96時間 ザ・シリーズ」(2017)など多数のTVドラマに出演しているが、映画は『パシフィック・リム』(2013)のエキストラ出演経験があるだけで、主演は今回が初めて。

また、短編映画を監督したり、TV ドラマ「NeonNights: Rise of the Triad Underworld」(2021)では製作や脚本を手掛けるなど俳優業にとどまらない活動を展開中。本作での大ブレイク必須の注目株だ。

画像2: アクション映え必至!運動神経抜群の新鋭
画像3: アクション映え必至!運動神経抜群の新鋭

トニー・レオン/シュー・ウェンウー役 

世界で愛されるアジア屈指の名優

画像: 世界で愛されるアジア屈指の名優

Birthday : 1962.6.27

シャン・チーの父親であり敵でもある重要人物役にトニー・レオンが決まった時、マーベル社長ケヴィン・ファイギは「彼はこの時代を代表する名優の一人。シャン・チーの父親を演じてくれるのはまるで夢のようだ」と感激を告白した。

それもそのはず、1962 年に中国広東省で生まれ、香港映画で活躍してきた彼は、レオナルド・ディカプリオ主演でリメイクされた『インファナル・アフェア』(2002)も有名だが、その前からヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞の『悲情城市』(1989)や『花様年華』(2000)でのカンヌ国際映画祭男優賞受賞で世界的に評価されている名優なのだ。

彼が演じる、最愛の妻を失ったことで悪に染まった父親が単純な悪役のはずはなく、きっと複雑な人物像を演じてくれるに違いない。

オークワフィナ/ケイティ役

ハリウッドを切り開く新時代のマルチな才能

画像1: ハリウッドを切り開く新時代のマルチな才能

Birthday : 1988.6.2

『オーシャンズ8』(2018)、『ジュマンジ/ ネクスト・レベル』(2019)でも現代的でエネルギッシュな魅力を発揮したオークワフィナだから、彼女が演じるシャン・チーの親友ケイティも、きっと従来のヒロイン役とは一味違うキャラクターのはず。

彼女は、中国系アメリカ人の父と韓国系アメリカ人の母を持つ、生まれも育ちもNY の33歳。13歳でラップを始めてラッパーとしても活動中。主演・製作・脚本を手がけるTV「Awkwafina Is Nora fromQueens」(2020~)もスタート。

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ミシェル・ヨー/イン・ナン役

あの大作でも活躍!伝説のアクションスター

画像: あの大作でも活躍!伝説のアクションスター

Birthday : 1962.8.6

MCU出演は初めてではなく、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』(2017)のラヴェジャーズのアリータ・オゴルド役に続く2 作目。『ポリス・ストーリー3』(1992)など香港映画界で活躍し、『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997)でハリウッドに進出したベテランだ。

フロリアン・ムンテアヌ/レーザー・フィスト役

高身長と巨体を誇る元ボクサー俳優

画像: 高身長と巨体を誇る元ボクサー俳優

Birthday : 1990.10.13

『クリード 炎の宿敵』(2018)の主人公のライバル、ヴィクター・ドラゴ役で映画デビューした、ルーマニア出身の元ヘビー級ボクサー。193cm の長身と見事な筋肉は本作でも健在。次回作はイーライ・ロス監督が人気ビデオゲームを映画化する『ボーダーランズ(原題)』(2022)。

メンガー・チャン/シャーリン役 

ミステリアスな大抜擢のニュースター

中国出身の新人女優という以外、公式情報が何も発表されない様子。ひょっとしたら彼女が演じるシャン・チーの妹役には、何かサプライズが隠されているのかも!?

デスティン・ダニエル・クレットン監督

これまでの監督作は人間ドラマが多いが、実はMCUと縁があったとも言える。クレットン監督の『ショート・ターム』(2013)と『ガラスの城の約束』(2017)はキャプテン・マーベルことブリー・ラーソンの主演作。

前作『黒い司法 0%からの奇跡』(2019)は『ブラックパンサー』のマイケル・B・ジョーダンの主演作なのだ。また、ハワイで生まれ、母が日系アメリカ人というアジア系であることも、このヒーローを描くのに相応しかったのかもしれない。しかし、監督自身は逆にシャン・チーを" アジア系ヒーロー" の枠に嵌め込まないことを意識したと語っている。

「もちろん、ファイトシーンでは武道のヒーローであることを重要視しました。でも、より意識したのは、シャン・チーを他のMCU のヒーローたちと対等の存在として描くことです。彼はマーシャルアーツの達人ですが、それを超えた存在でもあるんです」。そのヒーロー像に期待大!

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』

9月3日(金) 全国公開 全米公開:2021年9月3日

原題:Shang-Chiand the Legend of the Ten Rings

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:デスティン・ダニエル・クレットン
(『ショート・ターム』、『黒い司法 0%からの奇跡』他)

©Marvel Studios 2021

劇中写真は映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』より
©Marvel Studios 2021 

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