1980年、ユニバーサル・ピクチャーズの消極的な予算と限られた時間の中で製作された「ある日どこかで」(監督/ヤノット・シュワルツ、主演/クリストファー・リーヴ、ジェーン・シーモア)は、全米における劇場公開の際にも、主要な評論家から軒並み酷評を受けて興行成績も振るわない結果に終わった。日本においても1月31日(1981年)ロードショー(地方では2月に入ってから「ザナドゥ」と二本立て上映館が主)という、新春作品までの繋ぎ程度のポジションを余儀なくされ、国内におけるプロモーションも手薄であったことから、公開当時に運よく劇場で鑑賞できた観客を除いて、大多数の人々の記憶に留まることも無かった(劇場ホールで販売されていたパンフレットも、上映終了後にほとんどが廃棄処分されてしまっている)。しかしその後、日本国内においても1980年代半ばのビデオレンタルの普及から現在に至るSNS市場の急拡大で、交流の場も広がり知名度は一気に上昇。1995年には、引退前の天海祐希(リチャード役)を配した宝塚歌劇団による舞台劇も上演され大きな話題を呼んだ。
 今では老若男女を問わず世界中の熱烈なファンから語り継がれる珠玉の名作となっている。

 SCREEN Collectionsでは、日本におけるパッケージソフトの初リリースの際に製作当時のクルーから譲り受けた「ある日どこかで」のプロップ(小道具)や、クリストファー・リーヴが出席したグランド・ホテルでのメモリアル・イベントにおけるオートグラフ、その他主要キャストのデュアル・オートグラフの他、リチャード・マシスンの【Bid Time Return】(「ある日どこかで」の原作小説)のアイディアの元となった舞台女優モード・アダムスのヴィンテージ・オートグラフ等、数多くの関連アイテムを保管しています。
 「ある日どこかで」の日本公開から40年——この、史上稀なエバー・グリーン・タイトルのレアなアイテムの一部を、<ギャラリー・コレクション>コーナーでお披露目します。

画像: ★世界各国の熱烈なファンから愛され続ける、時空を超えたロマンス映画「ある日どこかで」の貴重なアイテムを限定公開!

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