大自然の脅威と暗殺者から少年を守れるか──
予測不可能な極限サバイバル・サスペンス
今回アンジェリーナが演じるのは森林消防隊員のハンナ。ある日の勤務中、彼女は父の殺害現場を“目撃”してしまったがために暗殺者に追われる少年コナーに出会う。ハンナはコナーを暗殺者から守り抜くと心に決めるが、二人の前には燃え広がる未曾有の山林火災が立ちはだかる。ハンナは迫りくる暗殺者たちと自然の猛威という極限状態と戦い、コナーを守り抜くことができるのか?
共演には『X -MEN』シリーズのニコラス・ホルト。冷酷非道な暗殺者という、これまでのイメージを覆すキャラクターで新境地を開拓する。アンジェリーナが「最高の相棒」として認めた天才子役フィン・リトルの名演にも注目だ。監督・脚本は前作『ウインド・リバー』が高い評価を受けたテイラー・シェリダン。
これまでの映画ではスマートで最強、かつ完璧なヒロインを演じることが多かったアンジェリーナ。しかし今回演じるハンナはスマートでも完璧でもなく、それゆえに困難と向き合い、それを乗り越えようとする“本当の強さ”をもった人物。円熟味を増す今の彼女だからこそ、深い説得力をもって演じられるキャラクターだ。この作品であなたもアンジェリーナの新たなる魅力の“目撃者”に!
映画を見る前に知っておきたいキーワード“森林消防隊”
ハンナ(アンジェリーナ・ジョリー)
勇敢で鍛え抜かれた森林消防隊員。過去に壮絶な悲劇を“目撃”し、心にトラウマを抱えている。偶然出会った少年を守り抜くことを誓う。
アンジェリーナ演じるハンナが勤める森林消防隊は、山火事に対応する荒野の消防士。現場へのパラシュート降下なども行う、特別に訓練されたエリートで、“消防界のネイビーシールズ”とも呼ばれる存在だ。アンジェリーナは実際の森林消防隊員たちに話を聞き、多くのスタントを自分でこなしたという。森林消防隊の実話を基にした映画『オンリー・ザ・ブレイブ』も作られている。
キャラクター紹介
コナー(フィン・リトル)
父の殺害現場を“目撃”してしまったがために暗殺者に追われる少年。父親が命をかけて守りぬいた“秘密”を握るたった一人の生存者。
パトリック(ニコラス・ホルト)
任務をこなすためなら何でもする非情な殺し屋。軍隊経験を持つ。依頼されたターゲットを処分するため年上の相棒ジャックと行動する。
アンジェリーナ・ジョリー インタビュー
たとえ心が折れてもそれを克服するキャラクターに引き付けられます
アンジェリーナ・ジョリー
『17歳のカルテ』(1999)でアカデミー賞助演女優賞を受賞。女優・製作者・監督としてマルチに活躍し、国連難民高等弁務官事務所の特使なども務める。次回作はマーベルの『エターナルズ』。1975年6月4日生まれ。
── 本作に出演を決めた理由を教えていただけますか?
テイラー・シェリダン監督との仕事に惹かれたからです。脚本が本当に面白かった。こうした作品は、真実味のある方法で作ってこそ特別な作品になる。それができるのがシェリダン監督です。彼ならそれをやってくれるとわかっていたから、何も心配する必要はありませんでした。
── あなたが演じるハンナは過去に大きな悲劇を経験したキャラクターですね。
私は大きな経験をして、心が折れたあと、進むべき道を見つけ、克服するキャラクターに引き付けられます。そういう人物を演じるととても癒されるんです。観客にも同じ感覚をもってもらいたい。私たちはみんな立ち直ることができると思い出してほしいんです。
── この映画からは「逆境はあなたを強くする」というフレーズを思い出します。
“困難をどう乗り切るかが大切だ”という表現もあります。どうやって炎を抜けて出てくるのか。打ちのめされて出てくるのか。あるいは恐怖に打ち勝って出てくるのか。劇中では窮地に陥ったハンナが雷に打たれるシーンがありますが、完全に八方ふさがりになると何が起きても怖くなくなります。生き残れれば、私たちは強くなるんです。
モンタナの目撃者
2021年9月3日(金)公開
アメリカ/2021/1時間40分/ワーナー・ブラザース映画
監督:テイラー・シェリダン
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ニコラス・ホルト、フィン・リトル、エイダン・ギレン、メディナ・センゴア、ジョン・バーンサル
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