(ヘアメイク:車谷結(do:t)/スタイリスト:OBU-)
――『クロガラス』の1と2が2019年に公開。それから、今回の『クロガラス3』と『クロガラス0』が公開。シリーズの続きのお話があったときはどんな気分でしたか?
「嬉しかったです。まず、1と2が同時上映されて、その撮影中に『次は、3と4と続きができるシリーズになるといいな』と現場でも話していたんです。1と2が公開されてから、ありがたいことに上映の延長もありました。この作品を待ち望んでいた方が多いのかと気づいて、なおさら『もっと続けて面白い作品を届けたいな』と思いました。シリーズ化して黒斗をまた演じられるのは光栄です!」
――順番に一気見したい作品ですよね。
「もう2年空いてしまいましたからね(笑)」
――3で少しだけ悠哉(植田)のプライベートが垣間見れました。そして、次は0で黒斗の過去が明かされると。
「0をやるとなった時に、本当はもっと先の話かなと思っていたので、割と早くきた気分です。でも、このタイミングで黒斗の過去を知れるのはすごくよかったなと思います。1と2を撮った時に、監督との共通認識として、黒斗は『元警官』ということを話していました。原作がないので、あくまで監督の頭の中と僕が思い描く想像ではあるんですが……。いただいた0の脚本から、それを(前作の)1と2に繋げていかなければならない。大まかに点と点が結びつく感じだったのですが、1や2で見せた黒斗というキャラクターが出来上がるには、ラストシーンだけちょっと足りないかもと僕は思ってしまったんです。そこで、監督に相談させてもらいました。0の撮影に入る前も、撮影中も、ことあるごとに監督と話し合いながら、脚本と照らし合わせてキャラクター作りを進めていきました」
――「こんな過去だからこそ!」というのが、伝わってきました。
「ガチガチに設定しているわけではなく、余白も残しているので、0を観た方が、『こういう風になったからこうなった』と繋げてくれたらいいですね。僕はまだ、0.5にあたるエピソードがあるるのかなと勝手ながら思っています。そこから悠哉が入って、最初の解決屋のエピソードがあったりすると、また楽しみが増えるのかなと期待しています」