全米震撼…!前代未聞の事件が基になったホラー映画
心霊研究家ウォーレン夫妻を襲う新たな恐怖の物語は今回も実話を基にしており、1981年、殺人罪の被告人が「人を殺したのは悪魔に取り憑かれていたせい」で、自らは無罪を主張したという全米を震撼させた前代未聞の事件。
『ラ・ヨローナ~泣く女~』のマイケル・チャヴェスが監督を務め、ウォーレン夫妻役はパトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガのコンビが続投。他に若手のルアイリ・オコナー、サラ・キャサリン・フック、ジュリアン・ヒリアード、『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』のジョン・ノーブルらが共演する。
ストーリー
1981年、ウォーレン夫妻はコネチカット州で11歳の少年デイビッドの悪魔祓いに立ち会うが、悪魔の強大なパワーの前に夫のエドは重傷を負い、妻のロレインも精神的ダメージを受けた。その時デイビッドの姉の恋人アーニーが「自分に乗り移れ!」と思わず叫び、これによってデイビッドは次第に自我を取り戻していく……だが今度はアーニーが家主を刃物で20回以上刺して殺害するという猟奇的な事件が起きる。
逮捕され裁判にかけられたアーニーは一貫して「それは全部自分に取り憑いた悪魔のせい」と主張。ウォーレン夫妻はアーニーを救うため、悪魔の存在を証明する調査を開始するが、そこには衝撃の真実が……!
登場人物
ロレイン・ウォーレン(ヴェラ・ファーミガ)
夫エドと共に心霊現象を調査する。透視、霊視能力があり、警察の捜査などに協力する。
エド・ウォーレン(パトリック・ウィルソン)
カトリック教会が唯一公認した心霊研究家。妻ロレインと共に科学的な視点で調査を行う。
アーニー(ルアイリ・オコナー)
猟奇的な刺殺で家主を殺害した青年だが「それは悪魔の仕業」と自らの無罪を主張する。
デイビッド(ジュリアン・ヒリアード)
悪魔祓いを受ける11歳の少年。姉の恋人アーニーの咄嗟の行動によって救われる?
チェックポイントはここ!
ポイント1:“ブルックフィールド悪魔殺人事件”
今作の基になったコネチカット州ブルックフィールドで実際にあった事件。1981年、悪魔に憑依された影響で家主の胸を執拗に刺して殺したという19歳のジョンソン少年は、その数か月前、幼い義理の弟の悪魔祓いに居合わせ、自分に乗り移るように悪魔を焚きつけた。
被告弁護士は専門家や神父を召喚して、全米史上初めて悪魔憑依を弁護に試みようとした全米では有名な事件。撮影前にはジョンソンら当事者にインタビューも慣行している。
ポイント2:名作『エクソシスト』へのオマージュ
悪魔祓いをテーマにしたホラー映画といえば、一番に思いつくのがウィリアム・フリードキン監督の大ヒット作『エクソシスト』(1973)。チャベス監督は同作の大ファンで、神父がブルックフィールドの目的の家に到着するシーンを『エクソシスト』の有名シーンとそっくりに演出。
「そこでは『エクソシスト』と『サイコ』の母親が窓に写っているシーン両方に敬意を払ったんだ」と証言しているので、その場面をお見逃しなく。
死霊館 悪魔のせいなら、無罪。
2021年10月1日(金)公開
アメリカ/2021/1時間52分
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:マイケル・チャヴェス
出演:パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ、ルアイリ・オコナー、サラ・キャサリン・フック、ジュリアン・ヒリアード
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