好評公開中の『スパイダーマン』最新作のアレコレをアメキャラ系映画ライターの杉山すぴ豊さんが解説! チェックしてもう一度映画館へGO!(文・杉山すぴ豊/デジタル編集・スクリーン編集部)

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』公開中
配給:ソニー・ピクチャーズ
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トリビア1:腕利き弁護士の正体は?

ピーターの弁護士はマット・マードック。しかも演じるのはチャーリー・コックス。そう、Netflix版『デアデビル』がMCUに登場! だからブロックを手で止める超人技を披露。なおハッピー役ジョン・ファヴローは映画版『デアデビル』でマードックの相棒役でした。

トリビア2:懐かしのロボットが登場!

ピーターとMJが隠れるハッピーの部屋に置いてある人工アーム型のロボット。ピーターのレゴ作りも手伝ってくれました。このメカは『アイアンマン』で絶体絶命のトニーにアークリアクターを渡したあのロボ。正式な名前はDum-E。ちなみに兄弟機Dum-Uも存在します。

トリビア3:あのTシャツは? あのトラックは?

逃走し自宅に帰還したピーターが着る「I Survived My Trip to NYC」のTシャツは『ホームカミング』でも着用。劇中登場するF.E.A.S.Tのトラックはメイが手伝う援助団体(Food, EmergencyAid, Shelter and Trainingの略)のものでコミックやゲームにも登場します。

トリビア4:新・自由の女神像

自由の女神像がリニューアルされ、キャプテン・アメリカの盾を持たせることになっています。ドラマ『ホークアイ』でエレーナも言及していました。さらに同作に出てくるミュージカル「ROGERS」の看板がこの映画の冒頭のNYのシーンにも写っています。

画像: トリビア4:新・自由の女神像

トリビア5:アベンジャーズを知らない!?

トビー・マグワイア版、アンドリュー・ガーフィールド版のスパイダーマン映画は元々はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)とは無関係の作品だったのでスパイダーマン以外のマーベル・ヒーローは登場しない世界のお話。従って“彼ら”がアベンジャーズのことを知らなくて当然なわけです。

トリビア6:MJを助けた“あの”ピーターはなぜ涙を流した?

落ちるMJをピーターが助けます。その時に彼が見せる表情。『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)を観ている人なら胸がしめつけられたのでは? あの映画では落下する恋人グウェンを救うことが出来ませんでした。この行為はピーターの心の救いになったはず。

トリビア7:腰痛持ちのピーター・パーカー?

ピーターが「腰を痛めている」とぼやくシーンがあります。実は『スパイダーマン2』(2004)の撮影開始前、トビーは実際腰を痛めていて役を降りる可能性もありました。その時トビーの代役候補だったのがジェイク・ギレンホール! 後に彼はミステリオを演じましたね。

トリビア8:「僕はヴィランにはならない」

ネッドは別世界のピーターたちに「親友がヴィランになった」と聞かされ複雑な気持ちに。これはハリーが2代目ゴブリンになったことを指します。だから自分はそうはならないと宣言したのです。なおコミックではネッドはホブゴブリンというヴィランになります。

トリビア9:エレクトロの顔に注目

エレクトロの顔が放電光に包まれ一瞬頭部が星形に見えます。コミックではエレクトロは電光火花をイメージした星形のマスクを被っており、その外見を再現したのです。本作ではエレクトロはアイアンマンのパワー源だったアークリアクターをエネルギーにしています。

トリビア10:黒人のスパイダーマン

パワーを失ったエレクトロが「スパイダーマンは黒人だと思っていた」と言い、ピーターは「どこかに黒人のスパイダーマンはいるかも」と返します。これは『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019)に登場の黒人少年マイルズ・モラレス版スパイダーマンのことを示唆しているのです。

トリビア11:次のヴィランの影?

本編のクライマックスで次元を超え押し寄せる影の一つがスパイダーマンを追う狩人クレイヴンでは?と話題に。クレイヴンはもともと本作のメイン・ヴィラン候補で、アーロン・テイラー=ジョンソンで単独映画が作られます。

トリビア12:ED曲が意味するものは?

ED曲はNY出身のデ・ラ・ソウルの「The Magic Number」。歌い出しの「3は魔法の数字」は、トムホ版3作目、3人のスパイダーマン、ピーター、MJ、ネッドの3人の絆を示唆。また本作は冒頭の「I Zimbra」のトーキング・ヘッズほかNY関係のアーティストの曲が多い。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
公開中

画像: 【ネタバレ有り】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』トリビア12 徹底解説

殺人容疑をかけられた上に世間に正体をバラされたピーター・パーカー。彼がスパイダーマンであるという記憶を世界から消すために魔術師ドクター・ストレンジが危険な呪文を唱えるも失敗。別の世界からヴィランたちを引き寄せてしまう。

アメリカ/2021 
配給:ソニー・ピクチャーズ
監督:ジョン・ワッツ 
出演:トム・ホランド、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジョン・ファヴロー、ジェイコブ・バタロン、マリサ・トメイ、アルフレッド・モリーナ
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