楽曲の一つ「秘密のブルーノ」が米ビルボード・ソング・チャートで1位を獲得(2022年2月5日付)するなど、大きな話題を呼んでいる『ミラベルと魔法だらけの家』。今回公開された映像では、本作の音楽を手掛けたリン=マニュエル・ミランダにまつわるエピソードが明かされているほか、デモ用にミランダ自身が歌う様子や録音風景が収められた貴重な映像となっている。
監督のバイロン・ハワードは「リンとうまくやれるのか心配でしたが、彼の共同制作ぶりは最高でした」と語ります。また、リンの優れた才能が垣間見えるエピソードとして、いま全世界で大人気の“秘密のブルーノ”は監督とリンが電話でブルーノの歌の話をしていた時、リンが数秒でフレーズを思いつき、ピアノで即興で演奏してくれたいう話も明かされている。
さらに、リン自身もこの曲が「一節ごとに歌うキャラクターが変わり、全員それぞれが全く違う変化を見せる素晴らしいものです」と語っている。
才気あふれるリン=マニュエル・ミランダによる楽曲の数々が収められた『ミラベルと魔法だらけの家』。同作のMovieNEXは2月18日(金)より発売。
『ミラベルと魔法だらけの家』プロダクション・ノートより
『ミラベルと魔法だらけの家』には、リン=マニュエル・ミランダによる8曲のオリジナル曲がフィーチャリングされている。2016年ピューリッツア賞演劇部門を受賞し、トニー賞16部門にノミネートされ11部門を勝ち取ったほか、ディズニープラスで配信中の2021年のエミー賞で12部門にノミネートされたブロードウェイ作品「ハミルトン」のクリエイターであり、出演者でもあるのがリンだ。
リンにとっては、映画作りにその出だしから加わるという発想もとても魅力的だったが、それ以上に彼が惹かれていたのは、この映画自体のアイデアだった。「これは家族から始まります」とミランダは言う、「家族のミュージカル、家族の複雑さや相互関係を描くという発想は、とても興味深いものでしたね。私たちはまず、とても私的な話を幾つもするところから始めました・・・この映画で継続的に語られるテーマのひとつは、誰もが家族のメンバーにそれぞれ特定の役割を担わせるものである、という発想です。そしてまた、その役割が時間経過と共にどのように変化してゆくのか?それともずっと変わらないままなのか?ということもね」と話している。
『ミラベルと魔法だらけの家』
デジタル配信中/2月18日(金)MovieNEX発売© 2022 Disney
発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン