「ヴェノム」に続く新たな強烈キャラクターが登場!ジャレッド・レト演じる主人公“モービウス”とは!? 本作の謎、そして魅力をひも解いていきましょう。(文・杉山すぴ豊/デジタル編集・スクリーン編集部)

この男、善か悪か? 豪華キャストで贈るダークなマーベル映画

新たなマーベル映画の主人公はなんとヴァンパイア!その名はモービウス。もともとはスパイダーマンのコミックで登場したヴィランです。血液の難病に悩む天才医師モービウス博士は、病の治療に吸血コウモリを使った方法を試します。

その結果、吸血コウモリの特性を宿した怪人になってしまうのです。鋭い牙と爪。高度な身体能力と超感覚、空中滑空も可能。しかし生き続けるためには血を飲まねばならない!

本作はモービウスを主人公に据えたホラー・テイストのアクション大作。この強烈キャラクターをジャレッド・レトが演じます。変異したモービウスを案じる婚約者マルティーヌ役にアドリア・アルホナ。モービウスの友人で同じ運命をたどるマイロ役にマット・スミス。そして事件を追うFBIの捜査官ストラウドにタイリース・ギブソンと豪華キャストが参加。

さらに『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)でマイケル・キートンが演じたバルチャーがマルチバースを超え登場⁉ 監督はSFホラー『ライフ』(2017)等で知られるダニエル・エスピノーサ。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2022)に続きソニーが放つファン待望の期待作なのです。

ストーリー

画像: ストーリー

天才医師マイケル・モービウス博士は幼少のころから血液の難病を患っていた。その治療のために吸血コウモリの血清を自らに投与。病は抑えられ、超人的な力も得ることになる。

しかし、生きるために他者の血を求めるヴァンパイアのような体質になってしまう。マイケルはこの治療法を封印しようとするが、彼の幼なじみで同じ血の病を患うマイロもこの方法を密かに試し、ヴァンパイアに変異。それは新たな悲劇の始まりだった。

登場キャラクター

マイケル・モービウス(ジャレッド・レト)

画像1: マイケル・モービウス(ジャレッド・レト)
画像2: マイケル・モービウス(ジャレッド・レト)

幼少時から血液の難病に悩み、自ら開発した吸血コウモリを使った治療法に挑戦。その結果怪人に変異。

マイロ(マット・スミス)

画像: マイロ(マット・スミス)

マイケルの幼なじみで彼と同じ血液の難病を患う。モービウスが封印した血清を飲み彼もまた吸血怪人に変異。

マルティーヌ(アドリア・アルホナ)

画像: マルティーヌ(アドリア・アルホナ)

モービウスと共に血液病の治療法を探す優秀な医学者。研究上のパートナーであるがお互い惹かれ合っている。

サイモン(タイリース・ギブソン)
FBIの中にある、特殊な力を持った個人(超人)たちが起こす事件を監視する特殊部門の捜査官。

ニコラス(ジャレッド・ハリス)
幼少時のモービウスとマイロを自身が運営する医療施設に引き取り面倒を見た。2 人にとって父のような存在。

ここにチェック!

コミックではスパイダーマンと深い関わりが!

画像: 科学から生まれたという点でもスパイダーマンと近しい?

科学から生まれたという点でもスパイダーマンと近しい?

モービウスは1971年にスパイダーマンのコミックでデビューしました。リビング・ヴァンパイア(生きている吸血鬼)とも呼ばれています。これはモービウスが、死者が蘇って吸血鬼になったドラキュラ等とは違い、科学が生んだ怪人だからです。後に独立したコミックが作られるようにもなり、他のヒーローとも共演。カーネイジが大暴れした時には、スパイダーマンがモービウスの力を借りて戦ったこともあります。

今作にもマルチバース要素が絡む!?

画像: バルチャーと出会う刑務所にはどんな理由で収監される?

バルチャーと出会う刑務所にはどんな理由で収監される?

『モービウス』は、ソニー・ピクチャーズが展開する“マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”とは別の“ソニー・ピクチャーズ・ユニバース・オブ・マーベル・キャラクターズ(SPUMC、ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)とも言う)” に属する作品。しかし本作にはMCUの『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)でマイケル・キートンが演じたバルチャーが登場。本作の世界とMCUがマルチバースの関係だからキャラの行き来が可能なのです。

モービウス
2022年4月1日(金)公開

アメリカ/2022/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督:ダニエル・エスピノーサ
出演:ジャレッド・レト、マット・スミス、アドリア・アルホナ、ジャレッド・ハリスほか
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