いよいよ公開を迎え、世界中で大旋風を巻き起こしている魔法ワールド最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』。今回の「月刊ファンタビ予言者新聞」は豪華キャスト4人のインタビューをお届け! それぞれに最新作の舞台裏を明かしてもらいました。貴重なメイキングショットも解禁。前編に引き続き、今回はダンブルドア役のジュード・ロウとグリンデルバルド役のマッツ・ミケルセン編です。

“ 素晴らしい俳優とはみんなそういうものだけど、マッツは素晴らしいアイデアをたくさん持ってきてくれた ”
ジュード・ロウ( ダンブルドア役)

ジュード・ロウ プロフィール

1972年12月29日、イギリス・ロンドン出身。英国を代表する実力派俳優で、『リプリー』(1999)、『コールド マウンテン』(2003)で2度アカデミー賞候補に上った。主演最新作『不都合な理想の夫婦』が4月29日公開。

── 今回のタイトルは“ダンブルドアの秘密”ということで、ダンブルドアの謎めいた過去が明らかにされていきますね。

ダンブルドアの過去を一つひとつ明らかにすることができて最高に楽しかった。前作にもヒントは出てきたけれど、今回はダンブルドアの青春時代にさかのぼり、グリンデルバルドとの接点や決別の経緯が明らかになるんだ。かつてダンブルドアはグリンデルバルドと同じようにマグルに対して極端な偏見をもっていたけれど、それが間違いであることに気づき、考えを改めた。

結局二人は袂を分かつことになったけれど、今でも“血の誓い”を通して腐れ縁で結ばれている。それがダンブルドアには非常にもどかしいんだ。

── その“血の誓い”のため直接戦えないダンブルドアはチームを結成します。

個人的にはこう考えたいね。ダンブルドアは彼らの可能性や潜在能力を引き出そうとしているのではないか。そして、グリンデルバルドという脅威に立ち向かうだけの正義感や勇気を奮い立たせるように導いているのではないか。ニュートたちは義務だから集まったんじゃない。関心と問題意識があるからそうしたんだ。

ダンブルドアが興味深いのは、今を楽しみ、将来に希望をもっていること。魔法の名手として、ときに遊んだり、いたずらしたり──そういうダンブルドアの一面を大切に演じようと思ったよ。この男はピンチのときでもユーモアを忘れない。教師という職業柄、人は楽しいときこそ最大の力を発揮すると心得ているんじゃないかな。

── ダンブルドアを演じる上で難しかった点はありますか?

難しかった点はただひとつ、(『ハリー・ポッター』でダンブルドアを演じた)リチャード・ハリスとマイケル・ガンボンがあまりにも素晴らしい仕事をしてきたことで、ダンブルドアというキャラクターがしっかり印象づけられていたこと。そこにはみんなの期待があるからね。でもみんなに愛されているキャラクターを演じるのは心地よいものだよ。

── グリンデルバルドを演じたマッツ・ミケルセンとの共演はいかがでしたか?

素晴らしい俳優とはみんなそういうものだけど、マッツは事前に十分に準備をして、素晴らしいアイデアをたくさん現場に持ってきてくれたので、かなりストレートに仕事をすることができた。

二人で監督と話し合ったし、お互いに共通の理解を十分にできたんだ。だから自分たちが演じるキャラクターたちに迫力と真実味を注入することだけを心掛けて演じることができたし、演技を活き活きとしたものにできたと思うよ。

画像: ダンブルドアとクリーデンス(エズラ・ミラー)のシーンの撮影時には監督もまじえて3人で意見交換

ダンブルドアとクリーデンス(エズラ・ミラー)のシーンの撮影時には監督もまじえて3人で意見交換

Photo by David M. Benett/Dave Benett/Getty Images for for Steve Lazaride

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