『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』を手掛けたレミ・シャイエ監督の最新作『カラミティ』のブルーレイとDVDが本日4月20日(水)よりリリース開始。そしてデジタル配信もスタートした。それを記念して、絵の描き方や光、色彩についてシャイエ監督が語るインタビュー映像が公開となった。

映像の冒頭で監督は参考にしたものとしてアメリカの古い観光ポスターを挙げながら「これらの絵には僕らが求めるシンプルさと、インパクトの強さがあった。もうひとつの方向性は、心に残る色彩を出すこと。飽和色を使って、光の揺れと照明効果を出した。ナビ派や印象派画家が使った手法だ」と明かしている。

画像: 「カラミティ」参考にした絵とは? www.youtube.com

「カラミティ」参考にした絵とは?

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また、同映像にはスタッフの作業風景も収められている。光をアニメーションで表現することの難しさに触れながら、色彩のコントラストで光を表現したり、白ではなく飽和色を使って光を表現したことを明かしている。

『カラミティ』は監督の前作『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』と同じ美術チームが、キャラクターを輪郭線で囲わず、ベタ塗りの色彩と光と影によって人物と背景を描き分けるという独自のスタイルを更に掘り下げ、よりリアルな表現を実現した作品。レミ・シャイエ監督が率いるこのチームは、カラー担当パトリス・スオウ、レイアウトと背景担当エディーヌ・ノエル、絵コンテとキャラクター・アニメーション担当のリアン=チョー・ハンとマイリス・ヴァラッド、モンタージュ担当ベンジャマン・マスーブルが中心となり作り上げた。

おうちでも観られることになったこの機会に、ぜひ作品をチェックしてみてほしい。

画像: アニメーションでは光をどう表現する?『カラミティ』の監督&スタッフのインタビュー映像が公開

『カラミティ』
ブルーレイ発売中/デジタル配信中(購入/レンタル)
© 2020 Maybe Movies ,Nørlum ,2 Minutes ,France 3 Cinéma
発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン

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