最新インタビューを通して編集部が特に注目する一人に光をあてる“今月の顔”。今回は、世界的スーパースターとバツイチ数学教師のギャップ婚を描くハッピーなロマコメ『マリー・ミー』で演技も歌も披露してくれるジェニファー・ロペス。スポットライトを浴びながら本当の愛を探しているヒロインを好感度大に演じています。

“『マリー・ミー』は私にとってホームカミングのようなもの。
大好きなロマコメに久しぶりに帰ってこられたんですもの!”

画像: Photo by: Andrew Eccles/NBC/NBCU Photo Bank via Getty Images
Photo by: Andrew Eccles/NBC/NBCU Photo Bank via Getty Images

ジェニファー・ロペス プロフィール

1969年7月24日ニューヨークのブロンクス生まれ。少女時代からショービズ界に興味を持ち、ミュージカル「シンクロニシティ」日本公演でデビュー。女優としても『ミ・ファミリア』(1995)『アウト・オブ・サイト』(1997)などで注目を集め、1999年に歌手デビュー。現在は映画、音楽、テレビ、ビジネスにおいてもっとも影響力のあるアーティストの一人として地位を確立している。近年の映画『ハスラーズ』(2019)では興行的にも成功し、演技力の高さも評価された。新作では『マリー・ミー』(2021)に続くロマコメ『Shotgun Wedding』(原題)が全米公開待機中。

新作『マリー・ミー』で本人そのものを思わせるようなスーパースターを演じているジェニファー・ロペス。彼女が演じるキャット・バルデスが、まったく別世界に生きるバツイチの数学教師チャーリーと、お互いを全く知らないのに出会った瞬間に結婚に同意、そこからお互いを理解していくというこのロマコメ。ジェニファーは製作も務め、「私にとって夢の企画。初めて映画と一緒にアルバムを作ることができた」という。

「すごく楽しい仕事だったわ。私の二つの世界が一緒になったみたいだった。キャットが登場するミュージカル的な場面では、私のアイデアをたくさん取り入れてもらえて素晴らしかった。それに私以上にキャットのことを分かる人はいないと思えたし。映画の中のそれぞれのモーメントで、どんな歌を歌うか選ぶことが楽しかった。それに共演のマルーマが彼のキャラクターの空白の部分を埋めてくれたわ」

── この映画の中でお気に入りの歌は?

「それは難しい質問ね。すべての曲が好き。“Nobody's Watching”、“Love of My Life”、
“After Love”、“Marry Me”……でも“On My Way”は私にとってまさに人生の歌なの。みんな人生において犯す間違いは悲劇のように感じるけれど、それらすべてが自分をいまいるべき場所に、いたいと思うところに連れてきてくれたと私は信じているから」

── これまでもロマコメにはいくつも出演しましたが、あなたにとってロマコメはどんな意味があるのでしょうか。

「まず私は映画ファンとしてロマコメが大好き。メグ・ライアンやジュリア・ロバーツが出演したそうした映画たちを見て育った私にとって、彼女たちのロマコメ映画は史上最高に好きな作品よ。ある意味私にとって『マリー・ミー』はホームカミングのようなもの。

ここ数年こうした作品に出演していなかったので、この後、ジョシュ・デュアメルと共演する『Shotgun Wedding』(原題)もロマコメなの。でも毎回同じことを繰り返すわけにはいかない。ただ観客は主人公の二人が最終的には結ばれるべきだということはわかっている。なので、そういう結末に行きつくまでの旅をどのように面白くするかということが大事ね。それに主人公カップルのやり取りが面白いこともね。そういうことが書かれた脚本が送られてきたら、私はぜひやりたいと思うわ」

──『マリー・ミー』のキャットはどういうヒロインだと考えていますか?

「キャットはベテランのアーティストとしてこれまで自分がやってきたことに誇りを持っているけど、今の自分が彼女のすべてで、名声があるゆえに他の人たちのような人生を送ることはできないと感じている。そこにオーウェン(ウィルソン)が演じるチャーリーが現れて、彼女の“名声に囚われている”という考えを変えてしまうの。自分でも希望する通りに本当の愛や家庭を持つことができるんだという考え方にね。

キャットと私はお互いに同じような箇所がたくさんあると思うわ。まず彼女を演じるうえで、有名人であることやレコーディング業界のリサーチをする必要はなかった。すでによく知っているから(笑)。でもキャットが体験するような、世界中の人が見ている前で失恋をしたときに、実際彼女のベッドルームでは何が起きているかを見せるというアイデアは難しかった。

印象に残っているのはチャーリーが『愛に関するすべてを諦めたくなる時はないの?』と聞いて、キャットが『ノーよ。10億に一つでも可能性があれば価値があるわ』という風に答えるところ。彼女が本当の愛情、家庭をすごく欲しがっていることがわかるわ。キャットというキャラクターの中にリアルな真実を持ち込める瞬間がたくさんあったのよ」

── キャットがソーシャルメディアと闘わなくてはならないことも現実的なお話ですね。

「昔はタブロイド紙とか紙媒体くらいだったけど、今はソーシャルメディアが、世間の目にさらされている人にとっては、大きな不安を引き起こすものになりうるわ。でもこの映画ではそれをもう少しモダンなものにしていると思う。

今は恥ずかしいことをしてしまったり、起きてしまうと、それがものすごい速さで世界中に広まってしまう。以前だとその広がり方を伺う余裕があったけど、今はもう必ず誰もが見ていることになる。私たちはそれについて黙っていられなくなるし、それをまた世間が分かち合うことになる。人生で困難なことが起きた時にこうしたことをナビゲートするのは本当に難しいわね。映画の最初の方でキャットが苦しんだようなことを他の誰にも味わってほしくないわ」

── 才能にあふれるあなたにもできないことや苦手なことはあるのですか?

「私にできないことはたくさんあるわ! 何ができないかは山ほどあるのでここで話す時間がないけど、こういう時に答えることにしているのは、私はバスケットボールがとても下手、ということよ(笑)」

マリー・ミー
2022年4月22日(金)公開

画像: 新作『マリー・ミー』主演! ジェニファー・ロペスにとってロマコメ映画とは? 【今月の顔】

アメリカ/2022/1時間52分/東宝東和
監督:カット・コイロ
出演: ジェニファー・ロペス、オーウェン・ウィルソン、マルーマ、ジョン・ブラッドリー、サラ・シルヴァーマン、クロエ・コールマン
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世界的な歌姫キャット(ジェニファー・ロペス)は、新曲“マリー・ミー”をデュエットしながら観衆の前で音楽界の新星バスティアン(マルーマ)と結婚式を挙げる予定だった。しかしこのショーの直前、バスティアンの浮気がスクープされ、失意のキャットはステージに登壇するが、そこで客席にいたバツイチの平凡な数学教師チャーリー(オーウェン・ウィルソン)が“マリー・ミー”のボードを持っていたのを見て、突然プロポーズ! 前代未聞のギャップ婚に、取り巻きやマスコミ、ファンも巻き込んでの大騒動が始まる。

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