『ミッドサマー』(2019)『ムーンライト』(2016)など、幅広いジャンルで注目作を続出するA24。昨今は、賞レースにノミネートされる作品などでもこの映画会社の名前を見かけることが増えてきた。今回は、A24の話題作を一挙ご紹介します。(文・SYO/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『エクス・マキナ』(2015)©2014 Universal City Studios Productions LLLP. All Rights Reserved.
カバー画像:『エクス・マキナ』(2015)©2014 Universal City Studios Productions LLLP. All Rights Reserved.
『スプリング・ブレイカーズ』(2012)
A24の始動年に公開され、話題を集めた犯罪ドラマ。強盗行為に手を染める女子大生グループの行動が、狂的にエスカレート。ハーモニー・コリン監督らしいサイケな作風が光る。
『エクス・マキナ』(2015)
人里離れた邸宅で繰り広げられる、人間とAIの静かなる心理戦。アリシア・ヴィキャンデルをAIに変身させた技術が高く評価され、第88回アカデミー賞で視覚効果賞に輝いた。
『AMY エイミー』(2015)
27歳で世を去った歌姫エイミー・ワインハウスの生涯を見つめたドキュメンタリー。第88回アカデミー賞授賞式では、本作含め3作がオスカーを獲得。A24の強さを見せつけた。
『ウィッチ』(2015)
末っ子の失踪を発端に、敬けんな家族が崩壊していくゴシックホラー。本作で長編デビューを飾ったロバート・エガース監督は『ライトハウス』(2019)『ザ・ノースマン』(2022)とステップアップ。
『ムーンライト』(2016)
A24の名を世界に知らしめたアカデミー賞作品賞受賞作。少年・青年・成人の3つの時代に分けて、友人への想いを抱える男性の人生をポエティックに映し出したラブストーリー。