『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ監督最新作『Petite Maman』(原題)が、邦題を『秘密の森の、その向こう』として9月23日(金・祝)より全国で順次公開されることが決定した。

娘・母・祖母、三世代をつなぐ癒しの物語

第72回カンヌ国際映画祭で2冠に輝いた『燃ゆる女の肖像』。同作のセリーヌ・シアマ監督が、真骨頂である女の深淵を描きつつ、全く新しい扉を開く最新作を完成させた。それは、8歳の少女を主人公にした<喪失>と<癒し>の物語。第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門での上映を皮切りに、各国の映画祭で上映され惜しみない絶賛評を受け続けている。

祖母が他界し、その悲しみに耐えかねた母が姿を消した日。8歳のネリーは、かつて母が遊んだ森を探索するうちに、自分と同じ年の少女と出会う。母の名前「マリオン」を名乗るその少女の家に招かれると、そこは“おばあちゃんの家”だった・・・。ネリーとマリオンには、これが映画初出演となるジョセフィーヌ&ガブリエルのサンス姉妹。喪失という痛みを抱えた娘と母が、時空を超えて出会うことで見つけるものとは?

画像: 『秘密の森の、その向こう』本予告 youtu.be

『秘密の森の、その向こう』本予告

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予告編では、祖母を亡くし、母が出て行ってしまった痛みを抱えたネリーが森でママと同じ名をもつ少女「マリオン」と出会うシーンが描かれている。仲良くなった2人のやりとりには、その年代ならではの楽しそうにはしゃぐ姿がある一方で、8歳同士の会話とは思えないどこか哲学的なやりとりもある。また、物語が展開する「森」をはじめとしたシーンの1カット1カットで光る映像の美しさにも注目。監督・脚本:セリーヌ・シアマ×撮影:クレア・マトンの『燃ゆる女の肖像』コンビが織りなす『秘密の森の、その向こう』は9月23日(金)公開。

『秘密の森の、その向こう』 
9月23日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー
監督・脚本:セリーヌ・シアマ『燃ゆる女の肖像』
撮影:クレア・マトン『燃ゆる女の肖像』
出演:ジョセフィーヌ・サンス/ガブリエル・サンス、ニナ・ミュリス、マルゴ・アバスカル
提供:カルチュア・エンタテインメント、ギャガ
原題:Petite Maman/2021/フランス/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/73分/字幕翻訳:横井和子/映倫G
配給:ギャガ
©2021 Lilies Films / France 3 Cinéma

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