『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』で世界を沸かせ、最新作『プアン/友だちと呼ばせて』ではアジアの巨匠ウォン・カーウァイとタッグを組んだバズ・プーンピリヤが8月5日(金)からの本公開に先駆けて来日。トークイベントに登壇し、お笑い芸人のこがけんと映画制作秘話やウォン・カーウァイとのエピソードに花を咲かせた。

こがけん「ゴールが悲しいものではなくて、希望に満ち溢れているものなのがこの映画の本当に素晴らしいところ」

ここでお笑い芸人のこがけんがタイの正装スア・プララーチャターンを纏って登場。監督は着たことがないとのことたが「かっこいいです」とこがけんを迎えた。

画像: こがけん

こがけん

こがけんは「エモすぎてオーマイガー」とギャグを挟みながらも「前半と後半で舞台も雰囲気も変わる。そして僕たちの映画の観方もがらっとかわってしまうのは『バッド・ジーニアス』の監督ならではと思いました。主人公の死ぬまでにやっておきたいことを描く映画たけど、死がゴールとして設けられていない。しかもその(死ではない)ゴールが悲しいものではなくて、希望に満ち溢れているものなのがこの映画の本当に素晴らしいところだと思います」と本作の魅力を大熱弁した。

続けて「『バッド・ジーニアス』は実話に基づく作品でしたが、才能に惚れ込んで、なおかつよりパーソナルな作品を監督に撮ってほしいという気持ちがあったんだろうなと思って」とウォン・カーウァイの気持ちを想像しながら、「カーウァイ監督の特徴であるネオンの色やカラフルな色彩、それとテープ。テープに元カノの名前が書いてあって章立てているというオシャレな演出がありましたがらあれもカーウァイ監督の助言で出てきたらしくて」とプーンピリヤ監督とカーウァイの化学反応を大絶賛。

画像: こがけん「ゴールが悲しいものではなくて、希望に満ち溢れているものなのがこの映画の本当に素晴らしいところ」

プーンピリヤ監督は熱のこもったこがけんの感想に「タイではこの映画を好きな人はプレイボーイなんじゃないかと言われています」と返し場内の笑いを誘った。

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