映画の中での元カノたちの反応はほぼ実話!
元カノに会いに行くという設定がユニークなロードムービーである本作。同じ立場だったらどうするかとの問いにこがけんは「絶対に会いに行かないですよ!元カノに会いに行くってめちゃくちゃ身勝手だと思っていて。家庭があったり、結婚していたりどうなっっているか分からないのに、勝手位に居場所を突き止めて会いに行くって、僕の場合は通報されて終わりですよ!でもこの作品が凄いのは、それが見事に回収されていくっていうのは本当にすごいと思いました。昨年、地元の久留米のふるさと大使になたったのですが、お客さんが小中高の友達や先生というサプライズを受けたんですよ。で、記念品を渡されたんですが、渡してきたのが元カノっていう。そんなサプライズあります?」とまさかのエピソードとともに答えた。
本作はプーンピリヤ監督のプライベートな部分を多く反映させている。「この映画での元カノの描写は実際の元カノをモデルにしていると聞いたのですが本当ですか?」とこがけんから質問が出ると「本当です。この映画のテーマでもあるので、ウォン・カーウァイさんと話したときに『ちゃんと喋ってこなきゃ』という話になりました」とモデルにしただけでなく、映画のために会いに行ったという衝撃の回答が。しかもその会いに行った経験が「映画通り」とのことで場内は驚きに包まれた。
ここでこがけんが“ハリウッド映画モノマネ”を披露。「バーで自分の妻の文句を言っていたら、入口でこちらを睨み付けながら立っている妻を見つけた時の男」とのネタを披露し、プーンピリヤ監督は「Very Good. なかなか笑えないんですけど、心の中で笑っています」とコメント。ここで引き下がらずこがけんはさらに「ウードを元カノに会わせるためにバイクに乗った若者を買収するボスのやたらスタイリッシュなお金の渡し方」というネタを披露。これには監督も「さっきのよりずっと面白かった」と笑顔を見せた。
最後に、こがけんが「青春のロード―ムービーだと思って観ていたら、まさかの展開が待っていて、さすが『バッド・ジーニアス』を撮った監督だと僕は思ったんですね。ちゃんと仕掛けが待っている。こんなにワクワクしたことはないし、この映画に最初に観たときに一番最初に浮かんだ感想は『うわ、映画だ!』だったんですよ。映画でやれることのすべてがここに詰まっていて、本当に感動しました。4回くらい観ていると思います。ぜひ皆様にもこの映画を体験してもらいたいと思っています。ありがとうございます!」、プーンピリヤ監督が「『プアン/友だちと呼ばせて』をどうぞよろしくお願いいたします。この映画の旅をみなさん一緒に楽しんでください。ありがとうございます」とそれぞれが観客へメッセ―ジを送った。
『プアン/友だちと呼ばせて』
8月5日(金)新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、渋谷シネクイントほか全国順次公開
配給:ギャガ
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