『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』で世界を沸かせ、最新作『プアン/友だちと呼ばせて』ではアジアの巨匠ウォン・カーウァイとタッグを組んだバズ・プーンピリヤが8月5日(金)からの本公開に先駆けて来日。トークイベントに登壇し、お笑い芸人のこがけんと映画制作秘話やウォン・カーウァイとのエピソードに花を咲かせた。

プーンピリヤ監督「個人的なテーマであっても映画になると実感しました」

トークイベントは、本公開よりも一足早く映画を鑑賞した観客の熱気あふれる中スタート。拍手で迎えられながら登場したプーンピリヤ監督はまず「本日はどうもありがとうございます」と挨拶。約4年ぶりとなった来日について「本当に戻ってこられて嬉しいです。人や文化や街が好きなので、この映画で日本に来られて嬉しいです」と語った。

画像: バズ・プーンピリヤ監督

バズ・プーンピリヤ監督

ウォン・カーウァイが監督の前作『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』を気に入ったことから動き出した本作。カーウァイから多くを学んだというプーンピリヤは「監督とはアーティストなんだと思いました。今まではプロデューサーなどから与えられたテーマを映画にしていましたが、個人的なテーマであっても映画になると実感しました。」とカーウァイとの共同作業の感想を振り返った。

ボスとウードという物語の核となる2人は、タイの男性俳優のほとんど全部と言っても過言ではない候補者からオーディションで選出したという。そんな中から選ばれたトー・タナポップとアイス・ナッタラットについて監督は「この役のために生まれてきたようでした。演技も想像以上で感謝しかないです」と大絶賛した。

話題は劇中の重要な要素となるカクテルへ。もともとお酒が好きだったというプーンピリヤ監督は「映画製作中にちょうど自分のバーを開く計画が進んでいたので、自分の人生で好きなものを映画にも取り入れました」と明かした。

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