この秋はワールドワイドな恐怖映画群がこれまでになかった緊迫感を生み出す! 新感覚の恐怖体験を劇場で味わってみよう!(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)

2022年9月16日(金)公開
ザ・ディープ・ハウス

恐怖の水中屋敷とは? 極限の“酸欠ホラームービー”浮上!

画像1: 恐怖の水中屋敷とは? 極限の“酸欠ホラームービー”浮上!

動画登録者数アップを目論んで湖に沈んだ屋敷の撮影を敢行する2人のユーチューバー。しかしその屋敷には恐ろしい秘密が? 『屋敷女』(2007)『レザーフェイス 悪魔のいけにえ』(2017)などのジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティ監督が贈る“酸欠ホラー”。

製作総指揮に『トランスポーター』シリーズの監督ルイ・レテリエが名を連ねている。出演はミック・ジャガーの息子ジェームズ・ジャガーとトップモデルのカミーユ・ロウといったフレッシュな面々。

世界各地の廃墟などを配信して登録者数を増やしているユーチューバー・カップルのティナ(ロウ)とベン(ジャガー)がフランスにやってくる。それはある湖に沈められた、曰くつきの屋敷を撮影するため。水面下の屋敷を探索していると、不思議な現象や幻覚が彼らを襲う。危険を感じた彼らは酸素量も少なくなり屋敷を出ようとするが、なぜか出口が塞がれていた。予期せぬ事態発生でパニックになった彼らを想像を絶する恐怖が待ってた……!

画像2: 恐怖の水中屋敷とは? 極限の“酸欠ホラームービー”浮上!

補足メモ:監督コンビは20代の頃に共通の友人を通して知り合い、すぐさま意気投合したホラー映画好き。長編デビュー作『屋敷女』(2007)が話題となり、『レザーフェイス』(2017)『呪術召喚/カンディシャ』(2020)など次々と新作を生み出しているホラー映画界注目の2人だ。

ザ・ディープ・ハウス
2022年9月16日(金)公開

フランス=ベルギー/ 2021/1時間25分/インターフィルム
監督:ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ
出演:ジェームズ・ジャガー、カミーユ・ロウ、エリック・サヴァン
©2020 -RADAR FILMS–LOGICAL PICTURES – APOLLO FILMS –5656 FILMS. All Rights Reserved.

2022年8月27日(土)公開
オカルトの森へようこそ THE MOVIE

撮影隊が祟りの森で出遭う予測不能の事態とは? 異色のPOVホラー!

画像1: 撮影隊が祟りの森で出遭う予測不能の事態とは? 異色のPOVホラー!

WOWOW が白石晃士監督とタッグを組んで贈るオリジナル・ドラマ「オカルトの森へようこそ」は白石監督自身が映画監督として出演し、POV(ポイント・オブ・ビュー=主観視点)で臨場感ある衝撃映像を捉える連続ホラー・アドベンチャー。

今回の映画版は白石監督が演じるホラー監督=黒石光司率いる総勢5名が、異界と繋がる祟りの森を舞台に、次々と迫りくる恐怖から逃げまどい、時には立ち向かっていく様を捉える。

黒石監督は助監督の市川美保(堀田真由)を引き連れ、実録映画撮影のため山奥の家を訪れると、精神錯乱気味の美女・三好麻里亜(筧美和子)が「私が体験した出来事は映画の内容そのものなの」と訴えかけてくる。麻里亜の家で黒石たちのカメラは予測不可能な出来事を捉えはじめ、その後“スーパーボランティア”江野(宇野祥平)、イケメン霊能者のナナシ(飯島寛騎)も加わって、撮影隊は次々と恐ろしい出来事を記録していく……

画像2: 撮影隊が祟りの森で出遭う予測不能の事態とは? 異色のPOVホラー!

補足メモ:劇場公開と同時にデジタル配信も開始される本作だが、ドラマでは放送されない劇場版限定の短編『訪問者』も同時上映。この予告では黒石と市川の前に現われた謎の男が、ナイフを持って部屋の真ん中で叫び声をあげるシーンが不気味と話題を呼んでいる。

オカルトの森へようこそ THE MOVIE
2022年8月27日(土)公開

日本/2022/2時間3分/WOWOW/KADOKAWA
監督:白石晃士
出演:堀田真由、飯島寛騎、筧美和子、宇野祥平、白石晃士
Ⓒ2022WOWOW・KADOKAWA・ひかりTV

2022年9月9日(金)公開
ザ・ミソジニー

『霊的ボリシェヴィキ』(2018)の高橋洋監督が挑む新たなゴースト・ストーリー

画像1: 『霊的ボリシェヴィキ』(2018)の高橋洋監督が挑む新たなゴースト・ストーリー

『女優霊』(1996)『リング』(1998)等の脚本を担当し、監督としては『霊的ボリシェヴィキ』(2018)等を生み出してきた高橋洋の最新長編ホラー。代表作に刻印された様々な霊的意匠を集大成的に織り込んだ作品となっている。

不気味な洋館で呪われた事件を演じる二人の女優を主人公に、芝居の稽古をしながら怪異な出来事が続いていく。タイトルのミソジニーとは、一般的には「女性蔑視」「女性嫌悪」などと訳される英語だが、男性支配の秩序から女性が逸脱することへの反発・抵抗を意味し、女性にも見られる心的傾向という。

女優で劇作家のナオミ(中原翔子)はかつて自分の夫を略奪した女優ミズキ(河野知美)をひと夏借りた山荘に呼び寄せ、自身が書いた芝居の稽古を始める。その芝居はある母親殺しの事件を基にしたものだった。マネージャー(横井翔二郎)と共に山荘にやってきたミズキは母を殺した娘を演じながら、事件が起きたのはこの山荘ではないかと疑いだす。

画像2: 『霊的ボリシェヴィキ』(2018)の高橋洋監督が挑む新たなゴースト・ストーリー

補足メモ:高橋監督によれば、本作のアイデアの基になったのは昔テレビで見た奇妙なニュースだったという。ある主婦が殺された事件で、その女性の母親も20数年前の同じ日に殺されていた、というものだった。あのニュースは何だったんだろうという所から動き出したそう。

ザ・ミソジニー
2022年9月9日(金)公開

日本/2022/1時間17分/『 ザ・ミソジニー』フィルムパートナーズ/屋号 河野知美 映画製作 団体/Ihr HERz株式会社
監督:高橋洋
出演:中原翔子、河野知美、横井翔二郎
© 2022『ザ・ミソジニー』フィルムパートナーズ

This article is a sponsored article by
''.