「半沢直樹」「下町ロケット」など数々の大ベストセラーを生み出してきた池井戸潤の「アキラとあきら」が実写映画化。横浜流星と共にダブル主演を務め、銀行員の山崎瑛を見事に体現した竹内涼真に、役柄への思いや横浜流星と共演した印象、さらにおすすめの海外ドラマについて語ってもらった。(文・奥村百恵/撮影・久保田司/デジタル編集・スクリーン編集部)

── ここからはSCREEN読者に向けて竹内さんの好きな作品をご紹介いただきたいのですが、おすすめの映画か海外ドラマを教えていただけますか。

Netflixで配信中のドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4は圧巻でした。まず脚本が秀逸で、メインキャラクターが多いドラマにも関わらず、裏側の世界に住む怪物という強敵を相手に心をひとつにして、全員が同じ方向に向かっていくんですね。“こんなドラマいままでにあったかな?”と思うぐらい度肝を抜かされました。

あと、シーズン4は1話が90分を超える長尺な回もあるのですが、会話で説明するシーンがほとんどないんです。それってすごいことだなっと思っていて。

── わたくしも拝見したのですが、言葉で説明しなくても誰がどんなことを考えているのか、お芝居から伝わってきますよね。

みなさん素晴らしいお芝居ですが、中でもシーズン4第8章のエディとダスティンが草むらでゴミ箱の蓋で盾を作っているシーンが印象的でした。『絶対に変わるなよ』ってエディが言った瞬間にグッときてしまって、“とんでもない芝居を見た!”と思いましたし、ひさびさにドラマを観て泣きました。

── エディとダスティンの組み合わせは最高でした。

あの二人は、きっとそんなに多くの言葉を交わさなくても心が通じ合っているのだと思います。エディを演じたジョセフ・クインさんのお芝居に圧倒されたので、他の出演作も観たくなりました。

── では推しキャラはエディですか?

スティーブとロビンも好きです。この二人も天才的な会話をするいいコンビなんですよね。特にスティーブは今回難しいシーンが多かったと思うのですが、どんな風に気持ちを作っていったのか直接聞いてみたいぐらい興味深いお芝居をされていました。切ないシーンでは、彼がどんな表情をしているのか“視聴者に想像させる撮り方”にも大興奮しました(笑)

── 竹内さんの感想を聞いていたらいますぐシーズン4を見返したくなりました。

僕も近いうちにまた観たいです。どのシーズンも俳優陣がみなさん楽しそうにお芝居をされているのが伝わってくるので、僕もあんな風にワクワクできる作品に関わっていきたいですし、視聴者のみなさんにいろんなことを想像していただけるように、もっともっと表現力を高めていけたらと思います。

hair&make/吉村 健 styling/徳永貴士
ジャケット107,800円 パンツ85,000円/共にアントストーキョー(アントリム)03-5466-1662
靴97,900円/セルジオ ロッシ(セルジオ ロッシ カスタマーサービス)0570-016600

アキラとあきら
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画像2: 『アキラとあきら』主演 竹内涼真インタビュー「熱血な部分とスマートな部分のバランスを大事にした」

原作は累計発行部数約87万部を突破した池井戸潤の人気小説。メガバンクを舞台に、貧しい幼少期を過ごした過去を持ち、“人のために金を貸す”という信念を持つ青年と、仕事に対して冷めている御曹司という対称的なふたりの新入社員の姿を描く。『青空エール』や『きみの瞳が問いかけている』の三木孝浩が監督を務め、竹内涼真と横浜流星がダブル主演を務めた。ほかに髙橋海人(King & Prince)、上白石萌歌、奥田瑛二、石丸幹二、ユースケ・サンタマリア、江口洋介など豪華俳優陣が出演。

画像3: 『アキラとあきら』主演 竹内涼真インタビュー「熱血な部分とスマートな部分のバランスを大事にした」

山崎瑛(竹内涼真)
人を救うバンカーになるという理想を胸に、どんな案件にも全力でぶつかる熱き銀行員。父親が経営する町工場が倒産し、貧しく辛い幼少時代を過ごした過去を持つ。

日本/2022/2時間8分/東宝
監督:三木孝浩
出演:竹内涼真、横浜流星、髙橋海人、上白石萌歌
©2022「アキラとあきら」製作委員会

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