オビ=ワン・ケノービ」に続く「スター・ウォーズ」ドラマが登場! キャシアン・アンドーを主人公に『ローグ・ワン』前日談が明かされます。(文・平沢 薫/デジタル編集・スクリーン編集部)

「スター・ウォーズ」新作は『ローグ・ワン』直結!

画像: 「スター・ウォーズ」新作は『ローグ・ワン』直結!

予告編映像のシリアスなタッチを見るだけで、これまでのミニシリーズとは違う、新たな『スター・ウォーズ』の物語が誕生しそうな予感に興奮せずにはいられない。

ドラマの始まりは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(以下『ローグ・ワン』)の5年前、帝国軍が宇宙を恐怖で支配している時代。辺境の惑星で生まれた青年キャシアン・アンドーは、どのようにして『ローグ・ワン』に登場した反乱軍の情報将校になったのか。そもそも反乱軍はどのようにして生まれたのか。この2つの物語が並行して描かれていく。本作は“反乱軍とは何なのか”を描く、「スター・ウォーズ」サーガの核心に直結する物語なのだ。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)おさらい

画像: スター・ウォーズ新作!「キャシアン・アンドー」注目人物&鑑賞ポイントまとめ

帝国軍の基地デス・スターの設計図は、旧三部作第1作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)でレイアがR2-D2に託し、ルークたちがそれを使ってデス・スターの破壊に成功する。この設計図を、反乱軍がどうやって手に入れたのかを描くのが本作。設計者の娘ジン・アーソ、反乱軍の情報将校アンドー、元帝国軍のドロイドだったK-2SOら、帝国の支配を覆そうとする人々が、命がけの行動をする。

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©2022 Lucasfilm Ltd.

クリエイターは『ローグ・ワン』の脚本に参加したトニー・ギルロイ。主演は『ローグ・ワン』と同じくキャシアン・アンドーを演じるディエゴ・ルナ。製作総指揮は、この2人とドラマ「チェルノブイリ」のプロデューサー、サナ・ウォーヘンベルグが担当。

主要登場人物にはアンドーに加え、『ローグ・ワン』から2人登場。反乱軍の戦士ソウ・ゲレラ、後に反乱軍のリーダーになる元老院議員モン・モスマを、映画と同じフォレスト・ウィテカー、ジェネヴィーヴ・オーライリーが演じる。そして、新たに『マイティ・ソー』シリーズのステラン・スカルスガルドが、ルセン・ラエル(Luthen Rael)という役名で出演。詳しい役柄は未発表だが、反乱軍のメンバーをスカウトする人物ではないかと言われている。

また、クリエイターのギルロイは、ヒーローではなく、この宇宙で生きている普通の人々を描きたいとも発言。これまでとは別の視点から「スター・ウォーズ」宇宙をさらに広げてくれる作品になるに違いない。

「キャシアン・アンドー」注目のキーパーソン!

キャシアン・アンドー
(ディエゴ・ルナ)

画像: キャシアン・アンドー (ディエゴ・ルナ)

『ローグ・ワン』で初登場。反乱軍の情報将校として活動し、デス・スター設計図の強奪に挑む。本作の冒頭では、まだ反乱軍に参加していない。ある目的のため、軍人のふりをして帝国軍に潜入することになる。

モン・モスマ
(ジェネヴィーヴ・オーライリー)

画像: モン・モスマ (ジェネヴィーヴ・オーライリー)

『EP6/ジェダイの帰還』で初登場。もとは元老院議員だが、密かに帝国への抵抗運動を行い、後に反乱軍のリーダーになる。「クローン・ウォーズ」『EP3/シスの復讐』「反乱者たち」『ローグ・ワン』にも登場。

ソウ・ゲレラ
(フォレスト・ウィテカー)

画像: ソウ・ゲレラ (フォレスト・ウィテカー)

アニメ「クローン・ウォーズ」で初登場。クローン戦争時代から帝国軍に抵抗した戦う男。戦争終結後は反乱軍に参加、『ローグ・ワン』では反乱軍の作戦に協力する。彼の戦術は過激で、仲間たちにも恐れられている。

ここに注目! 3つのチェックポイント

1.【時系列】『ローグ・ワン』の"5年前"から"直前"までを描く

画像: 1.【時系列】『ローグ・ワン』の"5年前"から"直前"までを描く

第1話は『ローグ・ワン』の5年前から始まり、シーズン2最終話は『ローグ・ワン』の冒頭に直結することが発表されている。2シーズンで5年間の年月を描くドラマになるのだ。そのため話数が多く、「オビ=ワン・ケノービ」は全6話だったが、こちらはシーズン1と2が各12話で計24話。クリエイターのギルロイは、シーズン1は1年間を描き、シーズン2は3話ごとの4部構成で、各部が1年間、計4年を描くと発言。

2.【映像】ロケと巨大セットでリアルな映像に

画像: 2.【映像】ロケと巨大セットでリアルな映像に

「マンダロリアン」や「オビ=ワン・ケノービ」等は、ILMが新たに開発した撮影技術、ステージクラフトを使用し、俳優たちが3DCGで描かれた背景の中で演技をした。しかし、本作は「ステージクラフトをまったく使わなかった」とトニー・ギルロイが発言。可能な限りCGIを使わず、原寸大のセットと、本物のロケ地によるリアルな映像にこだわって撮影された。そのため、スコットランドのあるロケ地では、撮影現場まで山道を何時間も歩かなくてはならなかったそう。

3.【クリエイター】『ローグ・ワン』のトニー・ギルロイが参加!

画像: 3.【クリエイター】『ローグ・ワン』のトニー・ギルロイが参加!

本作のクリエイターで、脚本にも参加したトニー・ギルロイは、『ローグ・ワン』の追加脚本と再撮影を手掛けて、同作を軌道修正したと言われる人物。その彼が『ローグ・ワン』のシリアスなタッチと人間ドラマ、スパイ・サスペンスの要素をさらに発展させたのが本作だ。ギルロイはもともとマット・デイモン主演のスパイ映画『ボーン・アイデンティティー』シリーズの脚本家なので、手に汗にぎるリアルなサスペンス演出に期待大。

「キャシアン・アンドー」
2022年9月21日(水)配信

アメリカ/2022/12話
監督:ベンジャミン・キャロン、トビー・ヘインズほか
出演:ディエゴ・ルナ、ジェネヴィーヴ・オーライリー、フォレスト・ウィテカー
初回3話は9月21日(水)よりディズニープラスにて独占配信
©2022 Lucasfilm Ltd.

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