イントロダクション
革新的な3D映像と、生態系から文化風習までを含めた壮大かつ緻密な設定で、神秘の星パンドラという異世界を観客に体感させ、世界中で大ヒットを記録した映画『アバター』(2009)。その待望の続編がついに登場する。
物語は前作の約10年後。元海兵隊員のジェイクはパンドラで家族を築き、先住民ナヴィの女性ネイティリと子供たちと一緒に暮らしている。彼らは、人間たちによる資源開発のせいで住んでいた森を追われ、海辺に住む〝海の部族〞の元へと向かうことになるが、そこにも人間の侵略は迫っていた──。ドラマには、子供、家族、別の部族という新たな要素が加わり、舞台は、“森”から“海”へと大きく変化。まだ見たことのないパンドラの海の魅惑的な光景に期待が高まる。
監督・共同脚本はもちろん、この星の生みの親、ジェームズ・キャメロン。前作の主要キャスト、サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナらが続投。新たに『タイタニック』(1997)で監督と組んだケイト・ウィンスレットが海の部族長の妻役で出演。今度の『アバター』続編もまた驚異的な映像で、未知の世界と感動的な物語を体感させてくれるに違いない。
今度の『アバター』はここに期待!【7つの注目ポイント】
【ポイント1】海洋オタクのキャメロンが “海” に挑む!
ジェームズ・キャメロン監督は、大学では海洋生物学と物理学を専攻し(後に英文学に変更)、3000時間以上の水中滞在記録を持つスキューバダイバーでもある、海洋オタク。海が舞台の映画『アビス』(1989)『タイタニック』(1979)だけでなく、海洋ドキュメンタリー『ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密』(2003)や『エイリアンズ・オブ・ザ・ディープ』(2005)も監督している。その彼が“海”を描くとなれば、こだわりぶりはハンパじゃないに決まってる!
【ポイント2】『アバター』のヴィラン、クオリッチ大佐が復活!?
前作でナヴィを絶滅させようとしたクオリッチ大佐を演じたスティーヴン・ラングは、『ドント・ブリーズ』シリーズの強すぎる盲目の元軍人役で人気者に。そのラングが本作に再出演。演じる役は未発表だが、インタビューで「本作の彼は、もっと大きくて、もっとブルーで、ものすごく怒っている」「今回の彼は、ナヴィと同じように、狡猾に野生的に動くことができる」と発言。ということは、彼もジェイクのように、ナヴィのブルーの身体を手に入れる!?
【ポイント3】シガーニー・ウィーバーが、ナヴィの少女を演じる!?
前作で、神秘の星パンドラの生態系を研究する宇宙生物学者グレース・オーガスティン博士を演じたシガーニー・ウィーバーは、本作には別の役柄で出演すると報じられているが、その役はなんと、ジェイクとネイティリが養子にした、ナヴィの少女キリとの噂。
ちなみにシガーニーの実年齢は72歳。シガーニーは「私は11歳の頃から身長が180センチ以上あって、いつも居心地の悪さを感じていたから、キリの気持ちがよく分かる。ジム(監督)がくれたこの演技上の挑戦に興奮した」と発言。シガーニーがどのように少女を演じるのか注目だ。
© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.