今回は10周年を記念して「好きな女優部門」を特設。その投票結果は若手から超ベテランまでが入り乱れ、英国演劇界の人材の幅広さを感じさせるユニークなランキングになりました。ルックス一辺倒でなく実力が伴っているところが英国女優たちの強味。ファンからのコメントにもそんな彼女たちへの尊敬と憧れの気持ちが滲みだしています。(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
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第2位 キーラ・ナイトレイ

演技力と美貌を兼ね備え英国を代表する女優に

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パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ以来、根強い人気を持つキーラ・ナイトレイが2位にランクイン。美しさと演技力を兼ね備えたキーラはまもなく新作『サイレント・ナイト』が日本上陸。“最後の聖夜”を迎える一家の母を演じます。彼女自身二児の母ですが、役の幅を広げつつ英国演劇界を代表する大物になっていくに違いありません。

【 SCREEN読者コメント 】
どんな役もこなしスクリーンに映える美しい姿が印象的です。

【 SCREEN読者コメント 】
昔から好きだったが『はじまりのうた』で歌声にはまり、より好きになった。

第1位 エマ・ワトソン

知的に美しく成長していく憧れ女優ナンバーワン

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『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)以来、残念ながら新作の情報が届かないエマ・ワトソンですが、今年プラダの新作香水の顔となり、その際製作したミニムービー『Prada Paradox』では主演のほか監督も担当。 昔から監督業に興味があったという彼女ですが、次のステップへの意味ある第一歩になったのかもしれません。そんなエマの次回作を待ちわびているファンたちの想いがこの順位にも込められているようです。

【 SCREEN読者コメント 】
ハーマイオニーやベルなどの役で映画をより際立たせてくれるところが素敵。

【 SCREEN読者コメント 】
美しさと品格を持ち合わせている憧れの人です。

【 SCREEN読者コメント 】
ハーマイオニー役の可憐さと声も素敵で、声優としても活躍していて大好きです。

【 SCREEN読者コメント 】
女性の権利などを主張する運動にも積極的に参加している知性派。

「英国男優総選挙」の10周年を記念して今回初めての応募となった「あなたのお好きな英国女優」部門。その結果は、やはり『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニーや、『美女と野獣』(2017)のベルを演じたエマ・ワトソンが最も人気のある女優となりました。

2位には『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどのキーラ・ナイトレイが入ったほか、3位には大ベテランのマギー・スミスが選ばれるというサプライズも。これも『ハリー・ポッター』や『ダウントン・アビー』など人気シリーズへの出演が多いおかげでしょうか。

英国演劇界は男優もそうですが、女優も層が厚く、リリー・コリンズ、リリー・ジェームズ、フローレンス・ピューら若手から、ヘレナ・ボナム=カーター、ケイト・ウィンスレットなどの中堅、ヘレン・ミレン、エマ・トンプソン、ジュディ・デンチといった大御所までまんべんなく様々な層から名前が挙がっているのがこのランキングからわかります。実力主義の英国俳優界ならではの結果と言えそうです。

また、この中で異色の存在がハリウッド女優のイメージが強いオードリー・ヘプバーンですが、彼女は『ローマの休日』(1953)以前の無名時代に数本の英国映画に出演した、英国籍の女優ということで熱心なファンから支持されたのかもしれません。オードリー以外にもジュリー・アンドリュース、ヴィヴィアン・リーといったレジェンドスターの名前も挙がりました。

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