カバー画像:Photo by Andreas Rentz/Getty Image
Z世代を代表するシャラメが才能を輝かせる一年に
ティモシー・シャラメ プロフィール
1995年12月27日、アメリカ・ニューヨーク州生まれ。ジェイソン・ライトマン監督作『ステイ・コネクテッド~つながりたい僕らの世界』(2014)で映画デビューし、『君の名前で僕を呼んで』(2017)でアカデミー賞主演男優賞に初ノミネート。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)、『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)などで現代の名匠と次々タッグ。ファッションアイコンとしても注目を浴びる存在。
2023年もっとも注目されそうな俳優は? その問いにいま多くの人が挙げるであろう名前が、Z世代俳優の筆頭格となっているティモシー・シャラメ。『君の名前で僕を呼んで』(2017)でアカデミー賞主演男優賞に22歳の若さでノミネートされ、主演を務めた『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)などの世界的大ヒットでハリウッドの次世代を担う存在に。2023年はそんなこれまでの集大成ともなる、空前のティモシー・シャラメ・イヤーになりそうだ。
まず2月に日本公開が控えているのが、出世作『君の名前で僕を呼んで』(2017)のルカ・グァダニーノ監督と組んだ『ボーンズ アンドオール』。“人喰い”の若者を描く、世界中で賛否両論の嵐を呼んだ問題作だ。繊細な感情表現に定評のあるシャラメが、人を喰べる衝動を抑えられない青年リーをどう演じるのか。本作では主演だけでなく、プロデューサー・デビューも果たしている。
2023年はもう一本、『ウォンカ(原題)』も控えている。児童小説『チョコレート工場の秘密』に登場するチョコレート工場主ウィリー・ウォンカの若き日を描く本作は、ミュージカル仕立てとなり、シャラメも本格的ミュージカルシーンに挑戦。どのような歌唱やダンスで魅了してくれるのか、こちらも今から期待が高まる。
また全米では2023年11月に待望の『DUNE/デューン 砂の惑星』続編の公開も待機。来たる年は若き才能の輝きとその軌跡を追い続けることができる幸せな一年になりそうだ。
『DUNE/デューン』続編も含めて
注目度の高い3本の主演作が公開待機中!
2023年2月17日(金)公開
『ボーンズ アンド オール』
人喰いの若者の純愛を描き、世界中で賛否両論の問題作
『君の名前で僕を呼んで』(2017)の監督ルカ・グァダニーノと主演ティモシー・シャラメが再タッグを組んだ問題作。人喰いの若者たちを描き、世界中で賛否両論を巻き起こしている。第79回ベネチア国際映画祭で監督賞・新人俳優賞をW受賞。
生まれつき人を喰べてしまう衝動をもった18歳のマレンは初めて同じ秘密を抱えるリーという若者と出会う。人を喰べることに葛藤を抱えるマレンとリーは次第に惹かれ合うが…。リーをシャラメが演じ、マレンを『WAVES/ウェイブス』(2019)で注目されたテイラー・ラッセルが演じる。二人の逃避行、そして純愛のゆくえは…?
ボーンズ アンド オール
2023年2月17日(金)公開
監督:ルカ・グァダニーノ
出演:ティモシー・シャラメ、テイラー・ラッセル
配給:ワーナー・ブラザース映画
© 2022 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved.
2023年公開
『ウォンカ(原題)』
『チョコレート工場の秘密』の前日譚をミュージカル映画化
1964年に発表されたロアルド・ダールによる名作児童文学『チョコレート工場の秘密』。『チャーリーとチョコレート工場』(2005)として映画化されたことでも知られる物語の前日譚を、ティモシー・シャラメ主演で映画化。風変わりなショコラティエとしてのウィリー・ウォンカの若き日々を描く。
ミュージカル仕立てとなり、シャラメも初めて本格的な歌やダンスを披露することになるという。「Mr.ビーン」シリーズでおなじみのローワン・アトキンソンや『女王陛下のお気に入り』(2018)のオリヴィア・コールマンらが共演。監督は『パディントン』(2014)のポール・キング。
ウォンカ(原題)
2023年公開
監督:ポール・キング
出演:ティモシー・シャラメ、ローワン・アトキンソン
配給:ワーナー・ブラザース映画