ちっちゃなヒーローのでっかい活躍! 『アントマン&ワスプ』の歩みを、各作品で明かされてきた量子世界のヒントと共に振り返ります!(文・平沢薫/デジタル編集・スクリーン編集部)
01:『アントマン』(2015)
人生崖っぷち男が1.5cmのヒーローへ!
アントマン誕生を描くオリジン・ストーリー。会社の不正を暴こうとして窃盗犯となり服役していたIT技術者スコットが出所。離婚した妻と暮らす娘の養育費を払うため盗みに入った家で、アントマンのスーツを発見する。
実はこれはスコットをアントマンにしようとする科学者ピム博士の計画。スコットは訓練を経てアントマンになり、この技術を悪用しようとするかつての博士の弟子、イエロージャケットと戦う。その過程で、ある装置を盗もうとしたアントマンがファルコンと遭遇。この出会いから、後にアベンジャーズに誘われることになる。
量子世界のヒント1
ピム博士によれば、ピム粒子とは、原子間の距離を変えて物質を縮小/巨大化する物質のこと。「スタークみたいな連中にこの技術は渡せない」と力説。また博士は、量子世界を「時空という概念が無意味となる事象世界」と説明。量子世界は、空間だけではなく時間とも関係する。
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02:『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)
キャプテン・アメリカ陣営で大活躍!
アントマンがアベンジャーズに初参加するのが本作。アべンジャーズを国際連合の監視下に置こうとする“ソコヴィア協定”を巡り、チームがアイアンマン側とキャプテン・アメリカ側に分かれて対立。そんな中、キャップ陣営は、バッキーを爆破犯人に偽装した謎の男ジモの計画を暴くため新たな協力者を探す。
そこで、ファルコンが呼んだのが、『アントマン』(2015)で出会ったアントマン。スコットがキャップに初めて会って感激するシーンもある。アントマンは、二分したアベンジャーズの全面対決シーンでも大活躍。巨大化した姿を初披露する。
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