カバー画像:Photos by Getty Images
リチャード・ギア
イケオジの先駆者的存在
今やロマンスグレーがトレードマークだが、かつてはハリウッドきっての色男として鳴らしたギア様。出世作の『愛と青春の旅だち』(1982)は海軍士官学校の制服姿で恋人をお姫様だっこしたシーンは未だ語り草に。
『プリティ・ウーマン』(1990)ではジュリア・ロバーツ扮する娼婦と恋に落ちる実業家として、夢のようなシンデレラストーリーで世の女性たちの心をわしづかみ。劇中でピアノを弾いてみせるなど、大人の色香を振りまいた。
ファンの声
頭の中に『プリティ・ウーマン』が浮かんだので。(30代・男性)
レオナルド・ディカプリオ
美しき悲恋が似合う美青年
デビュー間もないころの『ギルバート・グレイプ』(1993)をはじめ、美少年の誉れ高かったレオには美しい悲恋が似合う。
『ロミオ&ジュリエット』(1996)ではクレア・デインズとの共演でシェイクスピアの悲劇を現代に蘇らせ、『タイタニック』(1997)では実際に起きた豪華客船の沈没事故をモチーフにケイト・ウィンスレットと身分差のある純愛を演じて当たり役に。船の舳先でのあの有名なポーズも生み出した。読者からも、この2作へのコメントが多かった。
ファンの声
『ロミオ&ジュリエット』と『タイタニック』のレオは強烈でした。王子様のようなルックスと少しやんちゃそうな雰囲気に当時夢中でした。(30代・女性)
ライアン・ゴズリング
純愛から苦しい恋愛まで魅せる演技力
男女の純愛を描いた『きみに読む物語』(2004)で、主人公の若き日を演じたライアン・ゴズリング。レイチェル・マクアダムスとの雨の中でのエモいキスシーンで大ブレイク。
リアリティーのある演技力で、『ブルーバレンタイン』(2010)ではミシェル・ウィリアムズとカップルの出会いから別れまで恋愛の機微を好演。『ラ・ラ・ランド』(2016)ではピアニスト役のため猛特訓し、劇中では全て自分で演奏し、ロマンティックなラブストーリーを盛り上げている。
ファンの声
アクションもいいけれど、ラブストーリーを演じるライアンが好きです。(30代・女性)
ヒュー・グラント
“ロマコメの帝王”として一世を風靡
甘いマスクだけどちょっと残念なダメ男が似合うヒュー・グラント。
『フォー・ウェディング』(1994)やジュリア・ロバーツと共演した『ノッティングヒルの恋人』(1999)などを大ヒットさせてロマコメの帝王と呼ばれ、レネー・ゼルウィガー主演の『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズでは嫌みなプレイボーイ役で笑いを誘った。
英国の名だたる俳優たちが集結の『ラブ・アクチュアリー』(2003)では官邸スタッフに恋する英国首相をキュートに演じている。
ファンの声
出演映画がほとんど恋愛映画なんじゃないかと勝手に思っています。(30代・女性)
ティモシー・シャラメ
多彩な恋愛映画に出演する現代の王子様
『君の名前で僕を呼んで』(2017)の激しくも美しい恋の物語はティモシー・シャラメなしではありえない。華奢な身体とまばゆい若さにアーミー・ハマー演じる年上の青年もノック・アウト。
一方、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(2019)ではエル・ファニング相手に小粋なロマコメを演じ、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)ではロマンチストなお坊ちゃまを演じるなど、確かな演技力で様々な恋愛映画に出演。
最新作『ボーンズ アンド オール』(2022)では人喰いという秘密を抱えた男女の純愛物語に挑戦している。
ファンの声
『君の名前で僕を呼んで』で存在を知って以来、私の王子様です。(20代・女性)