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名作・大ヒット作・話題作を贈り出してきた夢のハリウッド工房
ワーナー・ブラザース100周年
1923年4月4日に創立してから100年。数え切れない名作映画や多くのファンに愛されたTVシリーズ、キャラクターを生み出してきた老舗スタジオ=ワーナー・ブラザース。アカデミー賞を受賞した往年の『カサブランカ』(1942)から、世界的大ヒットとなった『スーパーマン』(1978)『バットマン』(1989)、一世を風靡した「ハリー・ポッター」シリーズまで、時代ごとに代表作を生み出した夢のスタジオの100年を振り返るとともに、次の100年に向けて動き出した記念プロジェクトについてもご紹介。これからもハリウッドからファンをわくわくさせてくれるようなドラマが飛び出してくること間違いなしです。
今年、設立から100周年を迎えるワーナー・ブラザースは、ポーランド出身で自動車セールスマンだったハリー・ワーナーが、映画館の経営を経て、兄弟のアルバート、サム、ジャックと共に1923年に設立した。ここでは、同社が生み出した作品、所属俳優、監督などを通して100年の歴史を振り返ってみたい。
これからもお楽しみは続く! ワーナー・ブラザースの待機作
100周年の2023年から続く2024年にかけても、ワーナー・ブラザースのお楽しみはまだ続く。今年もすでに『ボーンズ アンド オール』『マジック・マイク ラストダンス』『シャザム!~神々の怒り~』など次々新作が公開されているが、今後も必見作がぎっしり!
2023年5月26日に初日が決まったのは全米でも大ヒット中の人気シリーズ第3弾『クリード 過去の逆襲』だ。マイケル・B・ジョーダンの監督兼主演でクリードが新たなライバルと戦うことに。それは彼の幼なじみデイミアンだった……。
これに続いて2023年の夏から冬にかけて予定されているのは、まずDCヒーロー最新作でエズラ・ミラーが主演する『ザ・フラッシュ』が6月16日公開。本作はフラッシュが愛する母を救うため時間をさかのぼり異世界を作り出すというタイムトラベル・アドベンチャー。マイケル・キートン版バットマン、ベン・アフレック版バットマンたちも登場するという噂もあり、ここからDCのマルチユニバーサル化の幕が開くという絶対見逃せない作品になりそうだ。
続いてマーゴット・ロビーが完璧な世界から人間のリアル・ワールドにやってくる史上最高にアイコニックなブランド・ドール、バービーとケンを描く『バービー』が8月11日公開。監督はグレタ・ガーウィグで、主演はマーゴット・ロビーとライアン・ゴズリング。
この後も『MEG ザ・モンスター』や『死霊館のシスター』の続編、『チャーリーとチョコレート工場』の主要キャラの若き日を描く『Wonka』(原題)などが2023年公開予定で、2024年には『DUNE/デューン 砂の惑星』『アクアマン』『ジョーカー』の第2弾、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に登場したキャラを主人公にした『Furiosa』(原題)等がずらり。そのタイトルを聞いただけでも映画ファンなら興奮してしまいそうな作品群が待っている。