『AIR/エア』伝説のシューズ“エアジョーダン”誕生の感動秘話を主演マット・デイモン＆監督ベン・アフレックが映画化

2023-04-07

スクリーン編集部 @ SCREEN

「SLAM DUNK」の主人公・桜木花道も履いている、伝説のナイキシューズ“エアジョーダン”。世界でもっとも有名な一足が誕生するまでの感動の実話を描いた映画『AIR/エア』が、2023年4月7日（金）にいよいよ公開！ “エアジョーダン”誕生の裏には、当時落ちぶれていたナイキバスケットボール部門の負け犬チームによる一発逆転の賭けと取引があった──。

業界の負け犬だったナイキ社に〝神様〞がもたらした起死回生のチャンス
あらすじ
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業界の負け犬だったナイキ社に〝神様〞がもたらした起死回生のチャンス

“バスケットボールの神様”と呼ばれるNBA選手マイケル・ジョーダンとのコラボレーションから生まれ、世界を変える一足となった伝説のシューズ“エアジョーダン”。その誕生の裏には、当時落ちぶれていたナイキ・バスケットボール部門の負け犬たちの、一発逆転の賭けと取引があった。世界でもっとも有名な一足“エアジョーダン”の知られざる誕生秘話を実話に基づいて描く感動ストーリー。

監督・製作・出演を務めるのはアカデミー賞作品賞を受賞した『アルゴ』（2012）など監督・俳優それぞれで成功を収めるベン・アフレック。“エアジョーダン”誕生に向けて奔走するナイキ社のソニー・ヴァッカロ役で「ボーン」シリーズのマット・デイモンが主演を務め、『グッド・ウィル・ハンティング／旅立ち』（1997）『最後の決闘裁判』（2021）など数々の名作映画を生み出す盟友同士のタッグが再び実現した。ジョーダンの母親デロリス・ジョーダン役で「スーサイド・スクワッド」シリーズのヴィオラ・デイヴィスが共演。

伝説のシューズ“エアジョーダン”とは?

史上最高のバスケットボール選手といわれるマイケル・ジョーダンのシグネチャーモデルとしてナイキ社から発売され、今も世界中で愛好家を増やし続ける“キング・オブ・スニーカー”。

1984年に登場した初代“エアジョーダン1”は、マイケル・ジョーダン自身の人気やシューズの機能性・デザインなどによってセンセーションを巻き起こし、以後シリーズ化。現在も最新モデルや復刻版などが発売されており、人気モデルや希少モデルはプレミア化し、多くのコレクターも生み出している。

人気漫画「SLAM DUNK」（スラムダンク）にも“エアジョーダン”の複数のモデルが登場し、映画『THE FIRST SLAM DUNK』で主人公・桜木花道が履いているのが“エアジョーダン1”である。

画像: 人気漫画「スラムダンク」にも登場する“エアジョーダン1” Photo by Heritage Art/ Heritage Images via Getty Images — 人気漫画「スラムダンク」にも登場する“エアジョーダン1”

Photo by Heritage Art/ Heritage Images via Getty Images

あらすじ

1984年、経営難で売り上げが落ちているナイキ社のセールスマン、ソニー・ヴァッカロ（マット・デイモン）は、CEOであるフィル・ナイト（ベン・アフレック）からバスケットボール部門を立て直すよう命じられる。「ナイキなんて誰も知らない」「ナイキはダサい」といわれていた時代、コンバースとアディダスが83％を占めるバスケットシューズ界で、彼らの前に立ちはだかる壁は高かった。

しかしそんな業界の“負け犬”だった彼らに起死回生のチャンスが舞い込む。ソニーとその上司のロブ・ストラッサー（ジェイソン・ベイトマン）が目を付けたのは、当時まだNBAデビュー前の新人選手だったマイケル・ジョーダン。その類まれなスター性と才能に魅了されたソニーは彼の未来に自分の人生を賭けることを決意し、「彼だけのシューズを作る」と宣言。そして会社からの大反対を押し切り、ジョーダンの母親であるデロリス・ジョーダン（ヴィオラ・デイヴィス）との交渉に挑むことになる。

マイケル・ジョーダン本人からのただ一つの要望

監督を務めたベン・アフレックはこの物語をできる限り正確に描くため、マイケル・ジョーダン本人にコンタクトし、内容について相談をしたという。ジョーダンからの要望はたった一つ、ヴィオラ・デイヴィスが自分の母親役を演じることだったとか。アフレックは親友マット・デイモンと『グッド・ウィル・ハンティング／旅立ち』『最後の決闘裁判』など様々な形でコンビを組んできたが、アフレックの監督作にデイモンが出演するのはこれが初めてとなる。