マリオ役 クリス・プラット
「こんなチャンスを提示されて断れるはずがないよね」
マリオ役 クリス・プラット
─子どものころから「スーパーマリオ」シリーズのゲームのファンだったそうですね。
これほどの有名なキャラクターの声優を務めるチャンスを提示されて、大興奮した。断れるはずがないよね。
最も面白いと感じたのは、私たちがゲームで知っていること以上にキャラクターを具体化することに携われることだった。ある意味、スーパーマリオブラザーズのゲームの主人公はコントローラーを握っている人で、マリオはレンガを打ち砕くアバターだ。私たちがマリオについて知っていることと言えば、彼がヒゲを生やした小柄なイタリア人配管工で『ホッホー』とか『レッツァゴー！』などと言うことくらい。
そこで、ハート、ユーモア、冒険、そしてイルミネーション作品に期待される全ての要素を盛り込んだ魅力的で共感を呼ぶ物語を作るために、これまでゲームで見てきた以上にキャラクターを掘り下げて、彼の不安な気持ちや野心、忍耐強さを見いださなければならなかった。
─世界中で愛されている大人気キャラクターを演じることにプレッシャーを感じましたか？
マリオは世界中のファンに愛されている。だからこのキャラクターにしっかりと向き合って演じたいと思ったんだ。シリーズやゲーム、キャラクターの歴史について徹底的に調べたよ。それがスクリーンに伝わっていると願いたい。
また、マリオがすべての年代や経歴をもつゲームファンの心に、そしてゲームになじみのない人々の心にも届くようにしたいと思った。私たちがこの作品を楽しんで作ったように、全ての観客に楽しんで観てもらいたい。
マリオの声はどのように作り上げた？
─マリオの声はどのように作り上げていったのでしょうか？
チャールズ・マーティネーが声を担当しているオリジナルのマリオは言うまでもなく象徴的なキャラクターだ。おそらく、マリオは史上最も有名なゲームキャラクターだと考えると、相応しい声を再現することが不可欠だった。
私たちはマリオの声で90分間、感情豊かで一貫したテーマに説得力を与えながら伝えることが大切だと早くから話し合った。トーンや抑揚を意識して演じ、最終的に観客が聞くこの声にたどり着いた。最初の数回の収録で、私たちは明確な声を突き止めたんだ。
ピーチ姫役 アニャ・テイラー＝ジョイ
「私もピーチ姫のようになりたいと思った」
ピーチ姫役 アニャ・テイラー＝ジョイ
─ピーチ姫の声優に抜擢された感想はいかがですか？
大勢の人々に愛されているキャラクターを演じる機会を得て感激した。それに、ピーチ姫を具体化していくことや、彼女自身の物語のヒーローとして表現することにもわくわくしたの。
─今回のピーチ姫はマリオと一緒にキノコ王国のために冒険に出るというキャラクターですね。
自身の運命を切り開いていくピーチ姫は、姫であることの意味を見つめ直す。彼女は弱者でも無力でもないし、囚われの姫君でもない。誰かが自分を救ってくれると期待して待っているわけでもない。
彼女は素晴らしく意欲的なリーダー。怖いもの知らずで、意志が強く、実力があり、思いやりの心にあふれている。彼女はキノコ王国の繁栄に心を砕いている。国民みんなが大事にされて、幸せでいてほしいと願っているの。映画を観た後、彼女に感銘を受け、『私も彼女のようになりたい』と思った。
アニャいわくピーチ姫は「意欲的なリーダー」
─本作のビジュアルを見てどのように感じましたか？
これほど美しいアニメを見たことがない。イルミネーションはあらゆる年代の大勢の観客を魅了するとはどういうことなのかちゃんと心得ている。そして任天堂が作るのは本当に愛らしいキャラクターばかり。彼らがコラボして、あらゆる年齢層の人々を引き付ける素晴らしいビジュアルの世界を作り上げている。彼らはこの愛される物語をより立体的にしてくれた。
スーパーマリオブラザーズのゲームのファンは、監督のアーロンとマイケルがゲームから多くの要素を引用し、映画に見事に詰め込んでいることに感激すると思う。繰り返しこの映画を観るたびに、ゲームから取り入れた要素を発見し続けることができる。本当に年齢を問わず誰もが楽しめる作品なの。
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