©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

映画ファンにも刺さる！中国ドラマ注目ポイント！

2023-06-07

PR @ SCREEN

スペシャル動画配信海外ドラマ中国ドラマ U-NEXT 夢華録飛狐外伝レガシー・オブ・ヒーロー月と雲が出逢うとき～My Deepest Dream～

「海外ドラマ大賞」でも存在感を増し、SCREEN読者にもファンの多い中国ドラマ。なぜ映画ファンにも刺さるのか!? 改めてその魅力を解説するとともに、いま映画ファンに観てほしいオススメ作品をご紹介します！（文・小酒真由子／デジタル編集・スクリーン編集部）
カバー画像：「夢華録」©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

前ページ

1 2 3

次ページ

【注目ドラマ2】
青年は愛と友情を知り英雄になる― 壮大なドラマティック・アクション！
「飛狐外伝レガシー・オブ・ヒーロー」

「スウォーズマン」シリーズなど香港映画のヒット作を数多く生んだ原作者であり、日本をはじめ世界各国で著作が翻訳出版されてファンを獲得している武侠小説の大家・金庸（きんよう）。武芸自慢の侠客たちが活躍する冒険譚を描くその作品群は今なお中国で数年おきに新キャストで映像化が繰り返されている一大人気コンテンツだ。

その中でも「飛狐外伝」は「雪山飛狐」の主人公の青春の日々を描いた異色作。今回のドラマ化でも世間知らずの少年がいかにして義侠心の厚い侠客へと成長を遂げたのか、その過程が生き生きと描き出される。

物語の舞台は清朝・乾隆帝（けんりゅうてい）の治世。両親を卑劣な手段で殺した苗人鳳（びょうじんほう）への復讐を胸に育った胡斐（こひ）は、長じて力試しの旅に出る。そして、手練れの女侠客・袁紫衣（えんしい）と出会って意気投合した彼は2人で世直しの旅を続けるが、図らずも仇敵の苗人鳳と出会い……。

血な胡斐が様々な人々との出会いを通して愛と友情の尊さを知ると同時に厳しい社会の現実を知り、陰に潜む真の悪党たちに立ち向かうストーリーは手に汗握る面白さ。主演の若手俳優3人から脇を固めるベテラン俳優たちまで、それぞれが圧倒的な熱演を見せて盛り上がる冒険活劇をたっぷりと堪能できる。

登場人物

袁紫衣（えんしい）（リャン・ジェイ）

天山派の弟子。尼僧である師匠の下で武芸を誇る女侠客に育つ。母を捨てた父を憎み仇討ちを誓うが…。

胡斐（こひ）（チン・ジュンジエ）

侠客として名を馳せた亡き胡一刀（こいっとう）の息子で胡家刀法の継承者。両親を死に追いやった宿敵と対決することになる。

程霊素（ていれいそ）（シン・フェイ）

武芸は強くないが毒と薬を駆使して敵に立ち向かう。末弟子だが師匠・薬王の秘伝書を受け継いでいる。

映画ファンもここに注目！

『HERO』スタッフじかけの本格アクション！

アクション監督を務めたのは『少林サッカー』（2001）で敵チームのゴールキーパーを演じて注目されたスタントマンで、『HERO』（2002）『LOVERS』（2004）などの映画で武術指導を担当してきたツァオ・ホア。

侠客たちの対戦をワイヤースタントでダイナミックに演出するとともに刀や拳による接近戦ではよりリアルな動きを追求し、臨場感溢れるバトルを実現した。

正反対の魅力を持つ女性たちによる三角ロマンス

金庸作品は男性だけでなく女性キャラも魅力的。感情を表に出さないクールな袁紫衣は己の使命に生きるストイックな性格で、機敏で頭の回転が早い程霊素は面倒見がよく情が深い女性と正反対なタイプではあるが、どちらもかっこいい生き様を見せてくれる。そんな2人が胡斐を巡って三角関係となる切ない恋の行方も見逃せない。

この人に注目！チン・ジュンジエ

1991年9月1日、中国・福建省生まれ。チャン・イーモウ監督作『王妃の紋章』（2006）の三王子役に抜擢されてデビュー、その後『妖魔伝-レザレクション-』（2012）『ライズ・オブ・ザ・レジェンド～炎虎乱舞～』（2014）に出演。主演ドラマに「泡沫の夏～トライアングル・ラブ～」（2018）「聴雪楼愛と復讐の剣客」（2019）などがある。