演劇界で注目を集める気鋭の演出家・加藤拓也が監督し、門脇麦(『愛の渦』『あのこは貴族』)が主演を務める映画『ほつれる』が9月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開される。それに合わせ、本予告&本ビジュアルが初解禁となった。

結婚生活も、恋人との時間も、このままでいい。そう思ってた――

綿子(門脇麦)と夫・文則(田村健太郎)の関係は冷め切っていた。綿子は友人の紹介で知り合った木村 染谷将太 とも頻繁に会うようになっていたが、あるとき木村は綿子の目の前で事故に遭い、帰らぬ人となってしまう。心の支えとなっていた木村の死を受け入れることができないまま変わらぬ日常を過ごす綿子は、木村との思い出の地をたどっていく・・・。

ともに暮らしながらもすれ違いの続く夫と、優しく穏やかな時間をくれた恋人。どちらにもよりかかることができず、揺れる心を抱えた彼女はある行動に出る――本音と建て前、優しさと偽善、相反する感情が静かに渦を巻き続ける物語の後、観た者は「ほつれる」に込められた本当の意味を考えずにはいられない。

この度解禁した本ビジュアルは、曇りガラスの窓に頬杖をつき、何かに思いを馳せる綿子(門脇麦)と、どこか不満げな表情で話す夫・文則(田村健太郎)、一点を見つめ少し物寂しそうな雰囲気の恋人・木村(染谷将太)の3人の相反する表情が印象的なビジュアル。

ともに暮らしながらもすれ違いの続く文則と、優しく穏やかな時間をくれた木村とのあいだで心が揺れ動き、これまで見ないようにしていた現実とゆっくり向き合っていく―そんな綿子の心情がくみ取れる。

画像: 本予告【9/8(金)公開】主演:門脇麦×監督:加藤拓也最新作『ほつれる』 youtu.be

本予告【9/8(金)公開】主演:門脇麦×監督:加藤拓也最新作『ほつれる』

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また、この度完成した本予告は、これまで解禁した映像に加え、綿子と木村がキャンプへ行った帰りの列車で「着いたらどっかでお昼食べてく?」「誰にも会わないかな?」「大丈夫でしょ」と二人の時間を楽しむ様子や、親友・英梨(黒木華)と綿子が「結局なんで(お葬式)来なかったの?」「実感湧かなかったからかもしれない」と、本心を隠すかのように視線を合わせずに会話するシーンなどが追加され、本作で描かれる人々の絡み合う人間模様が垣間見える。

綿子にはなぜ夫・文則ではなく“恋人”・木村が必要だったのか?そんな二人と曖昧な関係を続けていた綿子は間違っていたのか―。緊迫感あふれる8 4 分をぜひ劇場のスクリーンで体感していただきたい。

『ほつれる』9月8日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
配給:ビターズ・エンド
ⓒ2023「ほつれる」製作委員会&COMME DES CINÉMAS

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