近年は、「MIU404」「あのときキスしておけば」「オリバーな犬、(Gosh!!) このヤロウ」「unknown」など話題のドラマへの出演が続いている麻生久美子。
そんな彼女の最新出演作は、名優・藤竜也と親子役を演じた映画『高野豆腐店の春』。
尾道を舞台に、愚直で職人気質の父・高野辰雄と、明るく気立てのいい娘・春の人生を描いた本作の撮影秘話や、26年ぶりの共演となった藤竜也とのエピソード、さらにオススメの映画やハマった海外ドラマなどについて語ってもらった。(取材・文/奥村百恵)

ーー話は変わりますが、麻生さんはこれまでジャンル問わず幅広い作品に出演されている印象があります。オファーをいただいた作品の中からどのような基準で選んでらっしゃるのでしょうか。

「お話をくださった制作側の方や監督、共演者など、“一緒に仕事がしたい人がいるかどうか”が私の中では一番大事というか。もちろん、その上で脚本が面白かったらそれはそれで嬉しいですけど、とにかく“人”ですね。これまで人との出逢いに恵まれてきたので、私はすごく運がいいんじゃないかなと思います」

ーー最近ですと、「あのときキスしておけば」の貴島彩理プロデューサーが手がけた「unknown」にも出演されていたので、出逢いを大切にされているんだなと思いました。

「私、貴島さんのことが大好きなんです。なので“彼女が手掛ける作品ならどんな内容でもいいので出ます!”と言ってお引き受けしました(笑)」

ーー「unknown」で麻生さんが演じたのは、国民的ニュースキャスターで、実は吸血鬼のママ・闇原伊織という役でした。伊織さんは常にチャーミングでしたが、特にARMY(BTSのファンネーム)だとわかるシーンがとても可愛らしくて最高でした。

「え! もしかしてARMYですか?」

ーーはい、ARMYです(笑)。

「私、実はBTSに詳しくないんです。でも、周りにBTSのファンがたくさんいるので、『今度の役がBTSのファンなんだけど、ARMY(語尾を下げる)? それともARMY(語尾を上げる)どっちだっけ?』って聞いたらジミンさんのファンの知り合いが正しい発音を教えてくれて。そのあとその方の口から『ジミンペン』という謎の言葉が飛び出したので、『ペンってなに? ショーン・ペンみたいな、そういうこと? 名前なの?』って聞いたらちょっとキレられました(笑)」

ーーK-POPファンしか知らない用語がたくさんあって、私も最初は“ペンってなんだろう?”と思いました(笑)。

「“ペン=ファン”だと知って驚きました。これからBTSのこともちゃんと勉強しようと思います」

This article is a sponsored article by
''.