冒頭5秒で既に騙されている!? “映像の魔術師”が仕掛ける心理スリラー
「スパイキッズ」シリーズや『アリータ:バトル・エンジェル』(2019)などで知られる“映像の魔術師”ロバート・ロドリゲス監督が20年温め続けた企画を映画化した心理スリラー。
忽然と姿を消した最愛の娘の行方を探す刑事が、娘の失踪事件に関与している“絶対に捕まらない男”を追って、現実と見紛う世界に足を踏み入れていく。
監督のほか脚本・原案・プロデューサー・撮影・編集も手掛けたロドリゲスが、“催眠術(Hypno-tic=本作の原題)”をテーマとした挑戦的なストーリーを展開していく。
最愛の娘の行方を追う主人公の刑事ローク役に『AIR/エア』など監督としても活躍するベン・アフレック。彼に協力することになる占い師ダイアナ役に、ロドリゲスがプロデューサーを務めた『プレデターズ』(2010)アリシー・ブラガ。事件のカギを握るミステリアスな男デルレーン役を演じるのは『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(2016)のウィリアム・フィクナー。
撮影の大部分はロドリゲスが所有するトラブルメーカー・スタジオで行われた。制作にはロドリゲスの子どもたちも参加。次男レイサーは撮影現場でプロデューサーを務め、三男レベルは作曲を担当。また四男のローグは、製作準備に使うプリビズのアニメーションを制作した。
あらすじ
最愛の娘ミニーが突然失踪し、心身のバランスを崩した刑事ダニー・ローク(ベン・アフレック)は娘の行方を探す日々を送っている。そんな彼のもとに、銀行強盗が計画されているという匿名の通報が入る。
監視するロークが目を付けたのは、銀行の外にいたひとりの怪しげな男(ウィリアム・フィクナー)。ロークが急いで銀行に駆けつけ、男より先に目的の金庫を開けると、中に入っていたのはなんとミニーの写真だった。
ロークはふたりの警官を伴って屋上まで男を追い詰めるも、警官は突然暗示をかけられたようにお互いを撃ち殺し、男は屋上から飛び降り姿を消す。
この男がミニーの行方の鍵を握っていると確信したロークは、ダイアナ・クルーズ(アリシー・ブラガ)という名の占い師にたどりつく。人の心を操る能力を持つ彼女の口から明かされたのは、男の正体についての驚愕の事実だった。
ロークは“決して捕まえられない”その男を追って、現実と見紛う「世界」に踏み込んでいく。
登場人物
刑事|ダニー・ローク(ベン・アフレック)
最愛のひとり娘が公園で遊んでいた際に突然失踪し、その行方を探し続けている刑事。
占い師|ダイアナ・クルーズ(アリシー・ブラガ)
人の心を操る能力を持つ占い師。娘の行方を追うロークに協力することになる。
謎の男|デルレーン(ウィリアム・フィクナー)
ロークを翻弄する“決して捕まえられない男”。“脳をハッキングする”という能力の持ち主。
『ドミノ』関連記事はこちら
『ドミノ』
2023年10月27日(金)公開
アメリカ/2023/1時間34分/配給:ギャガ、ワーナー・ブラザース映画
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ベン・アフレック、アリシー・ブラガ、ジャッキー・アール・ヘイリー、ウィリアム・フィクナー
© 2023 Hypnotic Film Holdings LLC. All Rights Reserved.