4つの注目ポイント
"超人"トム・クルーズの魅力
『トップガン マーヴェリック』で60歳にして自身最高の世界興行収入記録をたたき出すという驚異的な偉業を成し遂げたトム・クルーズ。「ミッション:インポッシブル」シリーズはそんなトムのライフワーク。リアル・アクションに全力を捧げるトムの魅力が凝縮されたシリーズだ。
それを象徴するシーンともいえるのが “トム走り”。トムの全力疾走シーンは本シリーズの名物で(走るシーンだけを集めた特別映像が公式に作られるほど!)、今回も水の都ベニスのシーンなどで衰え知らずの“トム走り”を存分に味わえる。
“走る”、ただそれだけが映画最大の見せ場の一つになってしまうのが超人トムの凄さだ。
本物の没入感をもたらす究極アクション
「ミッション:インポッシブル」シリーズの代名詞といえば、トム・クルーズ本人が挑む危険なスタント。
これまでのシリーズでも世界一の最高層ビル「ブルジュ・ハリファ」での空中アクションなど数々の伝説的シーンが誕生してきたが、今回もローマ市街での“片手運転”でのカーチェイスや、100キロ近い時速で走行する高速列⾞の屋根の上での乱闘など息を呑むアクションが連発。
中でも最大のハイライトは、断崖絶壁からの特大バイクジャンプ。このシーンのためにトムは13000回以上ものモトクロスジャンプの特訓を敢行。ブルーレイ特典ではそうした超絶アクションの裏側もたっぷり見ることができる。
シリーズ過去作のオマージュも満載
シリーズ集大成となる本作にはこれまでの「ミッション:インポッシブル」の歴史や要素にオマージュを捧げるシーンが満載。
一作目以来となるキトリッジの復帰や一作目に登場した武器商人マックス(ホワイト・ウィドウの母親)への言及、そしてイーサンが手品のようなトリックを披露するシーンや列⾞上で敵と激闘するシーンなど、特に一作目とリンクするような演出が随所に。
また恐怖や不安を表現するためカメラをあえて傾けるダッチアングルの頻繁な使用も一作目を彷彿とさせる。ほかにも、シリーズのファンなら嬉しい発見が、繰り返し映画を鑑賞することで何度も出てくるはず。
「AI」というタイムリーなテーマ
本作でイーサンの前に立ちはだかる最大の敵は“AI” (人工知能)。これまでイーサンが対峙してきたどんな相手よりも危険な脅威であり、AIの恐ろしい力は劇中のある人物の死によって実証されることになる。
現在AIによる様々な脅威はすでに現実のものになってきており、ハリウッドを揺るがしているストライキの要因の一つもAIの使用をめぐる問題であることを考えると、トム・クルーズ最新作でAIが取り上げられるのはこれ以上ないほどにタイムリーなテーマといえる。
どこにも存在し、どこにも存在しないAIの脅威にイーサンたちがどう立ち向かうのか、それが本作と後編における最大の見どころとなる。
一目でわかる!人物相関図
主人公
イーサン・ハント(トム・クルーズ)
「ミッション:インポッシブル」シリーズの主人公。極秘諜報部隊IMFに所属。不可能といわれる数々のミッションを成し遂げ、世界の危機を何度も救ってきた。
スリ
グレース(ヘイリー・アトウェル)
一匹狼の腕利きのスリ。「鍵」を盗んだことでイーサンたちの争奪戦に巻き込まれていく。
武器商人
ホワイト・ウィドウ(ヴァネッサ・カービー)
イーサンたちを翻弄する謎多き武器商人。「鍵」の取引によって大金を得ようと画策する。
エンティティ
全世界を制圧する力を秘めた人工知能(AI)。本編中では「それ」と呼ばれる。2本の「鍵」がその制御を司る。
イーサンの仲間たち
ハッカー
ルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)
IMFメンバーで天才的ハッカー。一作目からイーサンとチームを組む最も古くからの友人。
相棒
ベンジー・ダン(サイモン・ペッグ)
イーサンと数々の死線を潜り抜けた唯一無二の相棒。有能な技術者でスパイ道具も作成。
諜報員
イルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)
元MI6(イギリスの情報機関)所属の諜報員でイーサンの戦友。「鍵」の情報を独自に入手。
CIA
CIA長官
ユージーン・キトリッジ(ヘンリー・ツェーニー)
かつてIMFを監督していたCIA長官。イーサンとは顔なじみで、「鍵」の行方に関わる。
諜報員コンビ
ブリッグス(シェー・ウィガム)&ドガ(グレッグ・ターザン・デイヴィス)
世界各地でイーサンたちの行方を追い続けるベテランと若手のエージェント・コンビ。
謎の組織
宿敵
ガブリエル(イーサイ・モラレス)
IMF所属以前からイーサンを知り、因縁を持つシリーズ最大の宿敵。「鍵」の力を誰より掌握。
暗殺者
パリス(ポム・クレメンティエフ)
無口で冷酷な、刀を操る最強の暗殺者。ガブリエルと手を組み、イーサンの命を狙う。
チェック! 後編はどうなる?
本作は前後編の二部作として公開される予定。『~PART TWO』は来年2024年夏の公開が予定されていたが、ハリウッドのストライキの影響もあり、2025年5月に公開変更されることが先日発表された。それに伴い『~PART TWO』というタイトルも変更される予定だという。
延期は残念だが、さらなる準備期間を経たトムが今度はどんな形で観客を驚かせてくれるのか、本作で残された謎にどんな回答が用意されるのか、期待は高まるばかり。その前に『~ PART ONE』をしっかりチェックしておきたい。
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発売・販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
© 2023 Paramount Pictures.
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