いよいよ2023年12月22日(金)『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』公開! A24ホラー史上最高興収を記録した本作の紹介とともに、ダニー&マイケル・フィリッポウ監督のインタビューやA24の最新ニュースもお届けします。

オーストラリア発の新感覚ホラー『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』

画像: オーストラリア発の新感覚ホラー『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』

呪われた「手」のオブジェを握って「トーク・トゥ・ミー」と唱えるだけで行う“憑依チャレンジ”に興じる若者たちが体験する想定外の恐怖を描いたオーストラリア発の新感覚ホラー。

サンダンス映画祭でA24がほれ込み、配給権を獲得して全米公開されるや『ミッドサマー』(2019)『ヘレディタリー/継承』(2018)などを越える大ヒットを記録した。

監督は総再生数15億回を誇るYouTubeチャンネル「Racka Racka」で活動する双子のダニー&マイケル・フィリッポウ兄弟。出演はソフィー・ワイルド、アレクサンドラ・ジェンセン、ジョー・バードといった新世代の俳優たちに加え、『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(2002)のミランダ・オットーらが共演。すでにA24の製作で続編『Talk 2 Me』の製作も決まっている。

あらすじ

画像: SNSなどで話題の「憑依チャレンジ」が若者たちを恐怖のどん底に…。

SNSなどで話題の「憑依チャレンジ」が若者たちを恐怖のどん底に…。

ある日、高校の同級生たちの間で「憑依チャレンジ」なる降霊会が流行っていることを知った親友のミア(ワイルド)とジェイド(ジェンセン)は、その集まりに興味本位で参加する。

そのルールは不気味な白い手のオブジェを握って「トーク・トゥ・ミー」と唱え、目の前に現れた霊を体内に引き入れるというもの。ただし90秒以内に手を放して霊を祓わなければ自身の中に霊が居座り、死ぬまで支配されてしまうという。

母を亡くした後、父と気まずくなってしまい日々寂しさを感じていたミアは、思い切ってチャレンジすると久しぶりに生への実感と得も言われぬ高揚感を味わい、「憑依チャレンジ」の虜になってしまう。

画像: ミアは急死した母親ともう一度話をしたいと願っていた

ミアは急死した母親ともう一度話をしたいと願っていた

だが、集まった面々が楽しんでいるのを見ていたジェイドの弟ライリー(バード)が、姉たちの反対を押し切って霊を憑依させるとミアの母親を名乗り始める。会いたかった母と繋がりたいミアは、無理にライリーに90秒ルールを破らせてしまうが……!

登場人物

ミア(ソフィー・ワイルド)

画像: ミア(ソフィー・ワイルド)

愛する母親を亡くした17歳。たった一人の家族である父親とも折り合いが悪く、親友ジェイドの一家だけが心を許せる存在。

ジェイド(アレクサンドラ・ジェンセン)

画像: ジェイド(中央の少女)

ジェイド(中央の少女)

母親のスー、弟のライリーと3人暮らしで、BFのダニエルを含めて、親友ミアを家族の一員のように思っている。

ライリー(ジョー・バード)

画像: ライリー(ジョー・バード)

ジェイドの弟で、ミアにとっても兄弟のような存在。14歳なので年上の姉たちからは子供扱いされてしまう。

A24が発掘した新たな才能
ダニー&マイケル・フィリッポウ監督来日

YouTubeから現れた新世代の映像作家ダニーとマイケルのフィリッポウ兄弟監督。デビュー作『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』で今大注目される2人が初来日。10月16日にはイベントに登壇して本作をアピールするなどキャンペーンに大忙しでした。

画像: 左:マイケル・フィリッポウ、右:ダニー・フィリッポウ

左:マイケル・フィリッポウ、右:ダニー・フィリッポウ

“A24に声をかけられて心の中では大興奮だったよ!”

A24が発見した新しい才能ダニーとマイケル・フィリッポウ兄弟は、大人気YouTubeチャンネル「Racka Racka」で、ジャンル映画愛溢れるハイテンションな面白動画の数々で世界中のファンを沸かせてきた気鋭のコンビ。

そんな彼らが長編映画デビューを飾ったのが『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』だ。ダニーはこの映画の発想を近所の子供たちを観察していた時に生まれたという。

ダニー「近所のよく知っている子たちがいて、一人がドラッグを試したら、床に転がって痙攣し始めた。それをほかの子たちが撮影しながら笑っていたんだ。それを見てとても嫌な感じがした。ホラー映画では自分が嫌だとか怖いと思ったことを探っていくのが大事だと思う。

例えば『エクソシスト』はすべての憑依映画の祖先だけど、あの映画がいまも凄く強烈なのは、登場人物やドラマを第一にして、キャラ同士の力関係がホラーと同じくらい強烈に作用するからだと思うんだ」

A24と一緒に仕事ができたことについては2人ともとても喜んでいる。

マイケル「元々、この映画はインディペンデント作品だけど、サンダンス映画祭に出品が決まって、いろんなスタジオから配給したいと声がかかったんだ。

でも僕らはA24が大好きだった。彼らと同じ部屋にいて、僕らの映画を大好きだなんて話をされたら、表面上はクールに振舞っていたけど、心の中では感激しまくっていたよ(笑)」

ダニー「彼らは映画監督ファーストで、フレンドリーだからね。僕らのデビュー作を配給してくれたなんて凄いことだよ!」

これまでに影響を受けた作品を尋ねると、

マイケル「ポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』(2003)は大きなインスピレーションを受けたお気に入りの一つだ。彼はホラー、コメディ、ドラマなど違うジャンルを統合して一つの映画にスムーズに取り入れる。日本映画では『蜘蛛巣城』(1957)『鬼婆』(1964)『呪怨』(2003)『リング』(1998)など。映画史的にも有名だよね」

ダニー「日本映画の有名なものはフレディ、チャッキー、ジェイソンみたいに知られているしね」

と明かしてくれた。次回作は『Talk 2 Me』だが、他にも10以上のアイディアを持っているというから今後も期待したい。

『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』
2023年12月22日(金)公開
オーストラリア/2023/1時間35分/配給:ギャガ
監督:ダニー・フィリッポウ、マイケル・フィリッポウ
出演:ソフィー・ワイルド、アレクサンドラ・ジェンセン、ジョー・バード、ミランダ・オットー

©️ 2022 Talk To Me Holdings Pty Ltd, Adelaide Film Festival, Screen Australia

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