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1950年代〜2020年代
時代を作ったレジェンド男優
SCREEN読者投票による第1回のナンバーワン男優は戦前から活躍し、日本でも圧倒的な人気を誇っていた『真昼の決闘』(1952)などのゲイリー・クーパーだった。すでに1950代に入っていたが、この時期は重厚さを持つ実力派の方がファンの支持を得ていた。彼は2年連続で1位に輝いている。
1950年代は『麗しのサブリナ』(1954)『戦場にかける橋』(1957)などのウィリアム・ホールデンも人気が高かった。彼はこの頃まだ珍しい親日派の大物俳優だった。
1960年代になると新しいスターが続々登場。特にフランスから現れた『太陽がいっぱい』(1960)のアラン・ドロン、ハリウッドに出現した『荒野の七人』(1960)『大脱走』(1963)のスティーヴ・マックィーンは時代を象徴するような魅力を持つ俳優で、日本のファンの人気を二分した。
1970年代に入るとマックィーンよりキャリアは先輩ながら人気は遅咲きだったポール・ニューマンが『明日に向って撃て!』(1969)『スティング』(1973)などで本領発揮。長い人気を誇った。
1980年代になると女優たちと同様、一気に世代交代が進み、『アウトサイダー』(1983)のマット・ディロン、『トップガン』(1986)のトム・クルーズら若手俳優たちにスポットが当たる。特にクルーズは現在までトップ人気を誇るモンスター級スターとなった。
また「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの大ヒットでマイケル・J・フォックスもブレイク。
1990年代ではまず『ボディガード』(1992)でケヴィン・コスナーがファンの心をつかんだ後、『セブン』(1995)でブラッド・ピットが人気爆発し、同時期に登場したレオナルド・ディカプリオが『タイタニック』(1997)で世界中にレオ様ブームを巻き起こした。
2000年代に入ると「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフがワールドワイドなアイドルになり、続いて「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズで、ジョニー・デップがついに檜舞台に上がりトップスターとなった。ジョニーは10年連続でSCREEN読者投票で人気男優1位という大記録も成し遂げている。
その他の1位獲得男優
- モンゴメリー・クリフト
- ジェームズ・ディーン
- ジャン・ギャバン
- ジェームズ・スチュワート
- ヘンリー・フォンダ
- チャールトン・ヘストン
- ショーン・コネリー
- ロバート・レッドフォード
- リチャード・ドレイファス
- クリント・イーストウッド
- ジャッキー・チェン
- ハリソン・フォード
- ミッキー・ローク
- ジョン・ローン
- エドワード・ファーロング
- キアヌ・リーヴス
- ベネディクト・カンバーバッチ
- エディ・レッドメイン
- ライアン・ゴスリング
- ホアキン・フェニックス
- ダニエル・クレイグ