年が明け、既に様々な最新作の情報が飛び交っている2024年。今年は一体どんな俳優たちが躍進するのでしょうか…? まずは『マッドマックス:フュリオサ』にて若き日のフュリオサを演じるアニャ・テイラー=ジョイから!(文・山崎ともみ/デジタル編集・スクリーン編集部)
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アニャ・テイラー=ジョイ

画像: Photo by Swan Gallet/WWD via Getty Images
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出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州
生年月日:1996年4月16日

今年のアニャは荒野で大爆走!

1996年4月米フロリダ州生まれ。アルゼンチンとイギリスで育ち、モデルにスカウトされ芸能の道へ入り、14歳の頃に女優になる夢を叶えるためニューヨークへ。

魔女と疑われる少女を演じた『ウィッチ』(2015)での演技が絶賛。ドラマ「クイーンズ・ギャンビット」(2020)ではゴールデングローブ賞のリミテッドシリーズ/テレビ映画部門で主演女優賞を受賞、若くして演技派女優の名を不動のものに…!

新作は若き日のフュリオサを演じる主演映画『マッドマックス:フュリオサ』。

画像1: 2024年に耀く美しきキーパーソンたち(前編)【今月の顔】

『マッドマックス:フュリオサ』
2024年全国公開
配給:ワーナー・ブラザース映画

© 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

ゼンデイヤ

画像: Photo by Daniele Venturelli/Getty Images for Bulgari
Photo by Daniele Venturelli/Getty Images for Bulgari

出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州
生年月日:1996年9月1日

エレガントで力強いZ世代のアイコン

1996年9月米カリフォルニア州出身。オークランド芸術学校で演劇やダンスを学び、2010年から放送されたディズニー・チャンネルの人気ドラマシリーズ「シェキラ!」のロッキー・ブルー役で名が知られる様に。

2017年には『スパイダーマン:ホームカミング』や『グレイテスト・ショーマン』へ出演、世界的スターの仲間入りを果たした。新作は3月公開予定の『デューン 砂の惑星PART2』に話題のテニス映画『Challengers(原題)』など、贅沢な一年になること間違いなし!

画像2: 2024年に耀く美しきキーパーソンたち(前編)【今月の顔】

『デューン 砂の惑星PART2』
2024年3月15日全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画

© 2023 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.

エマ・ストーン

画像: Photo by John Phillips/Getty Images
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出身地:アメリカ合衆国 アリゾナ州
生年月日:1988年11月6日

高い演技力と共感力で1988年11月米アリゾナ州生まれ。子供の頃からバレーユース・シアターに所属し演技の道へ。

ドラマへの出演を重ねたのち『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(2007)で映画デビュー。そしてエマの溢れる魅力が世界に知れ渡った「アメイジング・スパイダーマン」(2012・2014)シリーズのヒロイン、グウェン役で大ブレイク。

そんな彼女の2024年は、1月に公開される『哀れなるものたち』の他、A24製作のコメディドラマ「The Curse(原題)」の日本上陸にも期待…!

画像3: 2024年に耀く美しきキーパーソンたち(前編)【今月の顔】

『哀れなるものたち』
2024年1月26日(金)より公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

ホアキン・フェニックス

画像: Photo by Michael Buckner/Variety/Penske Media via Getty Images
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出身地:プエルトリコ サンフアン
生年月日:1974年10月28日

いつだって見届けたいその怪演!

1974年10月プエルトリコ生まれの米国俳優。子役時代にはリーフ・フェニックスという名で活動し、『スペースキャンプ』(1986)で映画デビュー。2019年の大ヒット主演作『ジョーカー』であらゆる賞を総なめにし、映画好きのみならず世界中の全世代から知られるスターに。

今年もホアキン映画は豊作で、A24の新作ホラー・コメディ映画『ボーはおそれている』や、待望のジョーカー続編『Joker:Folie à Deux(原題)』など個性強めなラインナップにワクワク!

画像4: 2024年に耀く美しきキーパーソンたち(前編)【今月の顔】

『ボーはおそれている』
2024年2月16日(金)全国ロードショー
配給:ハピネットファントム・スタジオ

© 2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.

ポール・ダノ

画像: Photo by Rick Wenner/Contour by Getty Images
Photo by Rick Wenner/Contour by Getty Images

出身地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州
生年月日:1984年6月19日

今年のポール初めは超充実!

1984年6月米ニューヨーク生まれ。幼い頃から演劇に触れ、舞台やドラマの端役など活動の幅を広げていき、『L.I.E.』(2001)で映画初主演。ティーン時代の彼の演技が大絶賛され、瞬く間に期待の若手俳優に。俳優の他にも監督や脚本、音楽活動など多才に活躍中。

新作は実際の事件を描いた主演映画『ダム・マネー ウォール街を狙え!』やPrime Video配信のドラマ「Mr.&Mrs.スミス」のゲスト出演など、2024年のポール初めも充実です!

ポール・ダノ インタビュー

──演じたローリング・キティをどう思いますか?

僕は何が何でもローリング・キティに味方しますね。自分が彼を演じているからというだけではありません。全身全霊で彼の声を受けとめたいし、あの声こそが今回の物語で僕に響く部分でもありました。あの熱さに、何百万という数の人々が飛びついて、ネット上でバズったわけです。

しかも、仮に半年遅かったらああはなっていなかったかもしれませんよね。いろんな条件が揃って、あの奇跡のような瞬間が生まれたんだと思います。そしてそれが、いろんな人の胸に刻まれたのでしょう。

──ローリング・キティの役作りはどのようにしたのでしょうか?

ローリング・キティのYouTubeチャンネルを観まくりました。あそこで彼に一目惚れしたんです。動画でキティを観た瞬間に『この人と一緒にいたい。これをヒントにしながら、自分の中にあるキティと融合できたらいい』と思いました。

あとは、原作本やいろんな記事も参照にしながら役作りをしました。実際、本人を知った気になって演じるよりも、しっかりリサーチしたうえで演じる方がやりやすいんですよ。今回もリサーチすることで、自分自身を信じられるように持っていきました。

──クレイグ・ガレスピー監督はどうでしたか?

軽く面識のあったクレイグ自身の判断で役を打診された時には嬉しかったですね。それに、まだ起きて間もない株騒動をこんなに早く映画化できたなんて、監督も脚本チームもすごいと思います。そして本当に素晴らしいキャストを揃えてくれました。

──本作は金融に詳しくないと楽しめない映画でしょうか?

この映画を楽しむのにウォール街について知る必要はまったくない。僕は詳しくない段階で脚本を読んで、すごく楽しめました。そもそもこの映画は金融に詳しくない人たちの物語なんですから。

画像5: 2024年に耀く美しきキーパーソンたち(前編)【今月の顔】

『ダム・マネー ウォール街を狙え!』
2024年2月2日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:キノフィルムズ

© 2023, BBP Antisocial, LLC. All rights reserved.

ジェイク・ギレンホール

画像: Photo by: Weiss Eubanks/NBCUniversal via Getty Images
Photo by: Weiss Eubanks/NBCUniversal via Getty Images

出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州
生年月日:1980年12月19日

ガイ・リッチー監督と初タッグ!

1980年12月米ロサンゼルス出身。11歳の頃『シティ・スリッカーズ』(1991)の主人公の息子ダニー役で映画デビュー、『遠い空の向こうに』(1999)で映画初主演。

注目の新星として映画や舞台で活躍を重ね、アカデミー助演男優賞にもノミネートされた名作『ブロークバック・マウンテン』(2005)で演技派俳優として名を馳せた。

新作には『コヴェナント/約束の救出』や『Road House(原題)』など。本年も彼の鮮やかなカメレオンっぷりを楽しもう!

ジェイク・ギレンホール インタビュー

──今回演じたジョン・キンリーについて教えてください。

ジョン・キンリーは善良な男だ。そこが気に入っている。

ここ数年、善と悪の間を行ったり来たりして他人から“複雑”と思われるようなキャラクターを演じることが多かった。人間というのは、さまざまな試練に立ち向かう、とても複雑で興味深い存在だし、僕にとってジョン・キンリーは、そういった苦境のなかで、倫理的で人間味のある行動ができる人物だ。

──アーメッドを演じたダール・サリムの印象は?

ダールは、無愛想な面もあるが、優しさも感じられる。またとても強い信念の持ち主だ。彼が人生で体験してきたことが、彼の経験値になっている。そういう意味で、アーメッド役にぴったりなんだ。おかげで僕の仕事が楽になる。

ダールとは、すぐに意気投合した。彼は人の気持ちに寄り添える人で、とても広い心を持っている。

──ガイ・リッチー監督の演出で印象に残っていることはありますか?

彼が最も大事にしていることは、発見のプロセスなんだ。まず、映画の基本的な骨組みは作っておいて、それからその日ごとに細かいことを発見して、その日に発見したことを翌日に付け加えていくというものだ。

初めてガイに会ったとき、こう言われたよ。『独創的な時間を過ごしたいけど、楽しい時間にもしたい。独創性は緊迫して厳しい空気感からではなく、楽しんでいる時に生まれる。そして、その空間はカメラの前にあるんだ。映画は発見の場所なんだよ』とね。

──最後にひとことお願いします。

アクション・アドベンチャーの名作すべてに言えることだけど、本作の中心にあるのは、本物の人間関係だ。そしてその人間関係の中心には、僕たちの心に触れる何かがある。本作を見てスリルを体験すると同時に、最終的には心を動かされ、楽しんでもらえることを願っているよ。

画像6: 2024年に耀く美しきキーパーソンたち(前編)【今月の顔】

『コヴェナント/約束の救出』
2024年2月23日(金・祝)TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー
配給:キノフィルムズ

© 2022 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED

ダコタ・ジョンソン

画像: Photo by Emily Assiran/Contour by Getty Images for Stacy's Pita Chips
Photo by Emily Assiran/Contour by Getty Images for Stacy's Pita Chips

出身地:アメリカ合衆国 テキサス州
生年月日:1989年10月4日

未来予知の能力を持つニューヒーローが誕生!

1989年10月米テキサス州生まれ。俳優の両親を持ち、1999年に娘役として出演した『クレイジー・イン・アラバマ』で映画デビュー。モデルとしても活動していたが、高校卒業後に本格的に俳優の道へ。

『ソーシャル・ネットワーク』(2010)を皮切りに映画への出演を重ね、大胆な演技に挑んだ姿が反響を呼んだ『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(2015)で一躍有名に。

新作は2月公開の主役作、今までとは一味違うヒーロー映画『マダム・ウェブ』!

画像7: 2024年に耀く美しきキーパーソンたち(前編)【今月の顔】

『マダム・ウェブ』
2024年2月23日(金・祝)全国の映画館で公開
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテイメント

© & ™ 2023 MARVEL

フィン・ヴォルフハルト

画像: Photo by Matt Winkelmeyer/Getty Images
Photo by Matt Winkelmeyer/Getty Images

出身地:カナダ バンクーバー
生年月日:2002年12月23日

キュートな子役から多彩な顔をもつ若手俳優に

2002年12月カナダ出身。2013年の短編作品『Aftermath(原題)』で子役デビュー。ドラマの端役やミュージックビデオなどに出演を重ね、Netflixドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016~)のマイク・ウィーラー役で大ブレイク。

最近ますます美青年へと成長した彼を拝める新作『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』は3月公開予定。またストレンジャー・シングスの最終章S5の撮影が、ついに開始した模様!

フィン・ヴォルフハルト インタビュー

──役作り・演技について教えて下さい。

ジェシー(・アイゼンバーグ監督)との仕事は最初から最後まで楽しかった。彼は俳優でもあるので、俳優のことをよくわかっているし、気も合うから仕事しやすかった。

僕はジギーとの共通点が多い。『人の期待に応えてパフォーマンスをしなければならない』という焦りや、人とのつながりをいつも求めているところもそう。彼は傷ついた悲しい人だけど、天狗なところもあるから、そういう対照性を演じるのが楽しかった。

僕は子役の頃から演技の仕事をしてきたけれど、子供の頃は『楽しい!』で済んでいたものが、大人になるにつれ、俳優業はさまざまな責任の伴う仕事だとわかるようになってきた。そしてこの映画は、俳優としても、人間としても、大人への成長を遂げるきっかけになったと言える。

──ジェシーとの仕事はいかがでしたか?

ジェシーとの仕事は素晴らしい経験だった。この映画はジェシーが作ったAudible版のラジオドラマに基づくのだけど、そこから一部抽出したものがこの映画になっている。Audible版に僕も参加し、一緒に仕事をする機会があったのだけど、ジェシーが友達のように感じられ、とても楽しかった。

映画版への出演を依頼された時もとても嬉しく、つながりが感じられる人と一緒にできることにも安心感を覚えた。僕とジェシーは、不安症なところや緊張しがちなところ、人の心理や有りようについて話すのが好きなところなど、似たところが多い。

そして監督としてのジェシーは共感力あり、自身も俳優としての経験が豊富だから、俳優との接しかたがわかっている。出演できてラッキーだった。

──現場の雰囲気や撮影についてはいかがでしたか?

僕は演技を通して、さまざまな感情を発散できたのが良かった。ジュリアンと喧嘩するシーンでも、どこからともなく湧いてきた感情を発散しているような感覚があった。『演技セラピー』とでも言ったらいいのだろうか、カタルシスを味わうことができた。

みんな一丸となって取り組んでいて、しっかりとサポートしてくれたよ。

画像8: 2024年に耀く美しきキーパーソンたち(前編)【今月の顔】

『僕らの世界が交わるまで』
公開中
配給:カルチュア・パブリッシャーズ

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