佐久間大介 インタビュー
佐久間大介 プロフィール
1992年7月5日生まれ、東京都出身。2012年にSnow Manが結成され、2020年1月に「D.D. / Imitation Rain」でCDデビューを果たす。
近年の映画出演作に『ラスト・ホールド!』(2018)、『映画 少年たち』(2019)、映画『おそ松さん』(2022)などがある。
──マッチングアプリに対してどういう印象をお持ちでしたか?
実は、本作の役作りで一度試してみようと思ったんです。でもマネージャーさんから『それだけはやめてください』と止められて(笑)。
なのでアプリを活用している友達にいろいろ聞いてみたのですが、メッセージのやり取りを数回しただけで会うこともあると聞いてめちゃくちゃ驚きました。出会い系サイトのような怪しい感じもなく、意外と気軽に始められるものらしいです。でも、だからこそちょっと怖いなとも思います。
──佐久間さんが演じた吐夢は“狂気のストーカー”として登場しますが、ビジュアル面でアイデアを出されることはありましたか?
衣装で気になるところがあったので、監督に『こんなに変な格好でいいんですか?』と聞いたことがあるんです。そしたら『吐夢は変な奴だからこれで正解なんだよ』とおっしゃって。だけど赤い長靴が衣装として用意された時は『さすがにやりすぎか』と言って違う色にしていましたね(笑)。
あと、監督の私物のコートに似たものをを劇中で着ているのですが、色褪せてクタクタになっている感じがすごく吐夢っぽくて着心地も良かったです。
──吐夢という人物をどんな風に捉えて演じられましたか?
吐夢は異常なほど輪花にアプローチしますが、彼なりに色々と考えがあって、その上で行動しているんじゃないかなと思いました。それを監督に伝えたところ、とあるシーンの吐夢の言動を変更してくださったので、それはすごく嬉しかったです。
──それだけ愛情を持って演じられたということですよね。
ただの変な奴ではないので、そこが少しでもお客さんに伝わったらいいなと。そういえば、監督が『本作が公開されたら、今後もっと芝居の仕事が増えると思うよ』と言ってくださったんです。なので企画をお待ちしています!(笑)
──監督とかなり意気投合されたと伺いました。
撮影が終わってからも監督とは連絡を取り合っていて、たまに飲んだり食事に行ったりしています。そのときに監督が『佐久間くんは芝居を通しての変身願望があると思う』とおっしゃったのですが、確かに誰もが経験しないようなことを、“自分だったらどう表現できるか”に興味があるので、今後も変わった役を演じてみたいですね。
──先ほど対談していただいた金子さん演じる影山とのシーンは少なかったですが、とても印象に残りました。もし再び共演するとしたらどんな関係性の役を希望されますか?
バディものをやってみたいですね。ポンコツ二人組のロードムービーとか(笑)。こちらも企画お待ちしています!
永山吐夢(佐久間大介)
マッチングアプリを通じて輪花と出会う。異常な数のメッセージを送るなど、輪花にしつこく付きまといストーカー行為を繰り返す。これまでに他のアプリでも問題を起こしており、警戒されている謎の人物。
hair&make・小宮山由佳 /styling・ 渡邊奈央(Creative GUILD)衣装協力:kujaku
『マッチング』公開中
代表作・映画『ミッドナイトスワン』(2020)が第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞、第23回ウディネ・ファーイースト映画祭コンペティション部門にて「ゴールデン・マルベリー賞」を受賞し、国内外から高い評価を得ている内田英治。
彼が原作・脚本・監督を務めた本作は、土屋太鳳が主演を務め、共演には本作が初の実写映画単独出演となるSnow Manの佐久間大介、これまで数々の映画やドラマで圧倒的な存在感を放ってきた金子ノブアキがそれぞれ重要な役を演じている。
他に杉本哲太、片山萌美、真飛聖、片山礼子、斉藤由貴ら個性派キャストが集結。身近すぎるアプリから始まる恐怖を描いた新感覚サスペンススリラー映画が完成した。
『マッチング』
公開中
日本/2024/1時間50分/配給:KADOKAWA
監督・脚本:内田英治
出演:土屋太鳳、佐久間大介、金子ノブアキ、真飛聖、後藤剛範、片山萌美、片岡礼子、杉本哲太、斉藤由貴
©2024『マッチング』製作委員会