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ジェラルド・バトラー
1969年11月13日生れ
スコットランド出身
実は弁護士志望だったという過去を持つジェリー。いくつかの出演作の後、『トゥームレイダー2』(2003)でアンジェリーナ・ジョリーと共演していたが、日本で人気ブレイクしたのは『オペラ座の怪人』(2004)のファントム役だった。来日で見せた意外に?キュートな素顔もファンに愛され、ヒュー・ジャックマンのように遅咲きながらアイドル的存在に。
とはいえ、やはり男くさいパーソナリティーを買われ出演した『300〈スリーハンドレッド〉』(2006)のようなヒーロー・アクションも大受け。『P.S.アイラヴユー』(2007)のようなロマンチック映画でも好演を見せた。近年も『炎のデス・ポリス』(2021)『カンダハル 突破せよ』(2023)など主演作が次々作られている。
ジョシュ・ハートネット
1978年7月21日
米ミネソタ州出身
イライジャ・ウッドたちと共演した青春群像SFホラー『パラサイト』(1998)で注目され、『パール・ハーバー』(2001)『ブラックホーク・ダウン』(2001)などで、長身で甘い顔立ちの魅力が人気を呼んだジョシュ。
『ハリウッド的殺人事件』(2003)『シン・シティ』(2005)『ブラック・ダリア』(2006)など話題作に次々出演するが、次第にハリウッドのメインストリームから身を引き、小品を中心に活動。
そんな彼も、近年はガイ・リッチー監督&ジェイソン・ステイサムと『キャッシュトラック』(2021)『オペレーション・フォーチュン』(2023)で連続タッグを組んだり、『オッペンハイマー』(2023)では主人公と共にマンハッタン計画を推進するアーネスト・ローレンス博士を演じている。
ヒュー・ジャックマン
1968年10月12日
オーストラリア出身
元々故郷オーストラリアではその名を知られた舞台俳優だったのだが、2000年に抜擢されたハリウッド大作『X-メン』のウルヴァリン役で一躍その人気が世界規模に。
映画界では遅咲きながら『ニューヨークの恋人』(2001)のようなロマコメもこなせるイケメンで、『ヴァン・ヘルシング』(2004)などアクションもイケる上、『レ・ミゼラブル』(2012)のように歌も上手いというマルチな才能と人柄の良さであちこちでモテモテ。
日本でも長い間トップ級の人気を誇る男優の一人に数えられている。アクション系大作を中心に、『The Son/息子』(2022)のような高い演技力を要する作品でも活躍するヒューは、この夏最新作『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)の公開が控えている。
コリン・ファレル
1976年5月31日
アイルランドのダブリン出身
昨年のアカデミー賞で主演男優賞にノミネートされた『イニシェリン島の精霊』(2022)でアイリッシュ俳優ならではの個性を発揮したコリン・ファレルも、21世紀初頭いきなり現れた粗削りで繊細という相反するものが同居する新星時代の輝きは衝撃的だった。
『マイノリティ・レポート』(2002)でスティーヴン・スピルバーグ、『アレキサンダー』(2004)ではオリヴァー・ストーン、『ニュー・ワールド』(2005)ではテレンス・マリックといった名匠たちに愛される傾向は、現在も『ロブスター』(2015)のヨルゴス・ランティモス、『ジェントルメン』(2019)のガイ・リッチー、『アフター・ヤン』(2021)のコゴナダをはじめとする鬼才監督作品への出演に続いている。