2024年にデビュー40周年を迎えたロックバンド“ボン・ジョヴィ”。新作ドキュメンタリーが配信された彼らの軌跡、映画・ドラマとの関係を振り返ってみましょう。(文・清水久美子/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:Photo by Getty Images
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メンバー紹介
現メンバー
ジョン・ボン・ジョヴィ(写真中央)
作詞作曲を手掛けるリーダーであり、ボーカル&ギター。慈善活動もライフワーク。
デヴィッド・ブライアン(写真右から2人目)
キーボード。16歳からジョンと友達になり、一緒にバンドを始める。
ティコ・トーレス(写真左から2人目)
ドラム。アレックが連れてきてバンドに加わった。画家でもある。
ヒュー・マクドナルド(写真左端)
最年長のベーシスト。1994年のアレック脱退後にサポートとして入り、2016年に正式メンバーに。
フィル・X(写真右端)
ヘヴィメタル系ギタリスト。2011年からリッチーの代役を務め、2016年に正式メンバーに。
元メンバー
アレック・ジョン・サッチ(写真右端)
ベース。創設メンバーの一人。1994年に脱退後、バイク店を営む。2022年死去。
リッチー・サンボラ(写真左端)
ギター、ボーカル、作詞作曲。初代ボン・ジョヴィのデビュー前、最後に加わった。2013年に脱退。
ボン・ジョヴィ 40年の歴史
- 1983年
ジョン、デヴィッドのバンドにアレック、ティコ、リッチーが参加してデビュー時のメンバーに。 - 1984年
1stアルバム「夜明けのランナウェイ」発売。フェス「スーパーロックʼ84」で初来日。 - 1985年
2ndアルバム「7800°ファーレンハイト」を発売し、日本に捧げた曲「Tokyo Road」を収録。初の単独日本公演。 - 1986年
3rdアルバム「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」が世界中で大ヒット。 - 1990年
4thアルバム「ニュージャージー」(1988年)ツアーは全232公演、地球3周にも及び、疲労とストレスから不仲となり解散危機に。 - 1992年
5thアルバム「キープ・ザ・フェイス」を発売し、解散危機を乗り越える。 - 1995年
6thアルバム「ジーズ・デイズ」発売。 - 1996年
バンド活動を休止。ジョンは俳優業に積極的。 - 2000年
活動再開後、7thアルバム「クラッシュ」発売。収録曲「イッツ・マイ・ライフ」が大ヒット。 - 2002年
8thアルバム「バウンス」発売。 - 2003年
スーパーボウルのハーフタイムショーにてパフォーマンス。 - 2004年
トータルセールス1億枚突破。 - 2005年
9thアルバム「ハヴ・ア・ナイス・デイ」発売。 - 2007年
10thアルバム「ロスト・ハイウェイ」発売。リードシングル「フー・セズ・ユー・キャント・ゴー・ホーム」が第49回グラミー賞で最優秀カントリー・コラボレーション賞受賞。 - 2009年
11thアルバム「ザ・サークル」発売。 - 2011年
東日本大震災の復興支援を目的としたチャリティ・アルバム「Songs For Japan」に参加。リッチーがアルコール依存症治療のため一時離脱し、その間フィル・Xが代役を務める。 - 2013年
12thアルバム「ホワット・アバウト・ナウ」発売。リッチーが脱退。 - 2015年
13thアルバム「バーニング・ブリッジズ」を発売。 - 2016年
14thアルバム「ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール」発売。ヒューとフィル・Xが正式メンバーに。 - 2018年
ロックの殿堂入りを果たす。 - 2021年
「イッツ・マイ・ライフ」MV再生回数10億回突破。 - 2020年
15thアルバム「2020」発売。 - 2022年
アレックが70歳で逝去。 - 2023年社会貢献が最も評価されたアーティストに贈られる賞Musi Cares Person Of The Yearをジョンが受賞。「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」MV再生回数10億回突破。
- 2024年
デビュー40周年。
「 ボン・ジョヴィ:Thank You, Good Night」
全4話で構成されたボン・ジョヴィ初のドキュメンタリー。現メンバーだけではなく、脱退したリッチーや、ジョンの憧れの存在である同郷のブルース・スプリングスティーンが、バンドの確執や人気ぶり、歴史などを語る様子も収録。40年、最前線を走り続けるロック界の伝説の、栄光の裏側が余すところなく描出されている。
「 ボン・ジョヴィ:Thank You, Good Night」
ディズニープラス「スター」で2024年4月26日(金)より独占配信開始