2024年にデビュー40周年を迎えたロックバンド“ボン・ジョヴィ”。新作ドキュメンタリーが配信された彼らの軌跡、映画・ドラマとの関係を振り返ってみましょう。(文・清水久美子/デジタル編集・スクリーン編集部)
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*(更新:2024年4月29日)初掲載時、写真の説明について誤りがありましたため、修正いたしました。関係者の方にお詫び申し上げます。ご迷惑をおかけしまして申し訳ございませんでした。

世界的バンド〝ボン・ジョヴィ〞の軌跡

画像: 2010年 、オーストラリア メルボルンでのライブ Photo by Getty Images

2010年 、オーストラリア メルボルンでのライブ

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世界に先駆け日本で人気に! しかし〝死のツアー〞で解散危機

ニュージャージー出身のジョン・ボン・ジョヴィは、幼なじみのデヴィッド・ブライアン(key)をはじめ、アレック・ジョン・サッチ(b)、ティコ・トーレス(ds)、リッチー・サンボラ(g)と5人組のバンド「BONJOVI」を結成し、1984年にデビューを果たした。

ジョンはリーダーでありボーカル、そしてリッチーと共に作詞作曲を担当。ビジュアルの良さが注目されて雑誌等で紹介され、1984年の初来日から日本で大人気に。彼らは親日家として、その後も度々日本を訪れるようになった。日本のカセットテープのCMに出演したことでも話題を呼んだ。

画像: 1984年、名古屋観光ホテルにて Photo by Getty Images

1984年、名古屋観光ホテルにて

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1986年にリリースした3rdアルバム「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」に収録された「禁じられた愛」と「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」が全米No.1を獲得し、世界的な人気バンドとなる。ワールド・ツアーも大成功を収めるが、1988年の4thアルバム「ニュージャージー」でのツアーは、後にメンバーが“死のツアー”と表現したほど過酷で、極度の疲労からメンバーの不仲を招き解散の危機に。

だが、しばらくバンド活動を休止してリフレッシュすることで復活。1992年には、5thアルバム「キープ・ザ・フェイス」のタイトル通り“信念を貫く”バンドとして一体感を知らしめた。

ところが、方向性の違いなどの理由から1994年にアレックが脱退。2011年にはリッチーのアルコール依存症が公となり、2年後にはリッチーも脱退した。ジョンは真面目な性格で、バンドの圧倒的存在のリーダーであり、どちらかと言うと華やかなロッカー体質だったリッチーとアレックは、脱退当時ジョンとの間に確執があったのかもしれない。

残念なことに、2022年にアレックは70歳で他界してしまったが、近年ジョンはリッチーに対して「いつでもドアは開いている」とコメントしている。

40周年のメモリアル・イヤー、いま、何が明かされるのか?

2024年はバンド結成40周年となり、ドキュメンタリー「ボン・ジョヴィ:Thank You, Good Night」が配信。この番組の中でボン・ジョヴィの栄光、そして闇、さらにジョンとリッチーの関係など、さまざまな真実が語られているので必見だ。

また、8月16日公開のライアン・ゴズリング主演映画『フォールガイ』の予告編には「禁じられた愛」が使用され、6月7日に発売が決定している最新アルバム「フォーエヴァー」の先行シングル「レジェンダリー」は、フジテレビのドラマ「ブルーモーメント」の主題歌に使われているなど、最近も注目を集めているボン・ジョヴィ。今後も躍進し続ける彼らから目が離せない!

画像: 2024年、 第66回グラミー賞受賞式にて Photo by Getty Images

2024年、 第66回グラミー賞受賞式にて

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映画・ドラマとボン・ジョヴィ

近年のヒット作でも使用! ボン・ジョヴィの名曲たち

誰もが一度は耳にしたことがある数々の有名なヒット曲を持つボン・ジョヴィ。その楽曲は数多くの映画やドラマなどで使用されている。最大のヒット曲「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」は近年でもボン・ジョヴィの故郷のニュージャージーを舞台にした「ミズ・マーベル」で印象的に使用されているし、ジョンとリッチーのデュエットが最高な「ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ」は『ロック・オブ・エイジズ』(2012)でトム・クルーズが熱唱するなど多数の作品で使われている。

また、『バンブルビー』(2018)や「ストレンジャー・シングス 未知の世界」では、主人公たちが逃げ出したい場面で「夜明けのランナウェイ」が使われていたりする。

ボン・ジョヴィのロックは感情移入しやすいし、1980年代に青春を送ったクリエイターたちにとっても、きっと愛し続けてきた楽曲が多いのだろう。

ジョンは俳優として複数の作品に出演

画像: 『ニューイヤーズ・イブ』撮影中のジョン  Photo by Getty Images

『ニューイヤーズ・イブ』撮影中のジョン

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そんな映画やドラマ作品に、1990年代後半から2000年代前半頃、俳優としても積極的に参加していたジョン。映画『ムーンライト&ヴァレンチノ』(1995)『ニューイヤーズ・イブ』(2011)やドラマ「アリー・myラブ」などではイケメン役として女性のハートを鷲づかみにし、ホラー映画『ヴァンパイア/黒の十字架』(2002)では主役を務めるなど、様々な作品で演技を披露した。

画像: 「ストシン」のミリーとジョンの息子ジェイクは婚約中! Photo by Getty Images

「ストシン」のミリーとジョンの息子ジェイクは婚約中!

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ボン・ジョヴィは “ 庶民派 ”?

画像: 実は辛辣な生活を歌っていたりする! Photo by Getty Images

実は辛辣な生活を歌っていたりする!

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ハードロックというジャンルで人気バンドとなったボン・ジョヴィだが、歌詞の内容は意外と庶民の生活を綴ったものが多い。ギターを質に入れたトミーと食堂勤めのジーナという、生活が苦しいカップルが祈りながら生きると歌う「リヴィン・オン・プレイヤー」は、まさにその代表的な曲。日本で言うと演歌やフォークのイメージかも!?

ボン・ジョヴィと言えば“ニュージャージー”

画像: 同郷のブルース・スプリングスティーン(左)とジョン・ボン・ジョヴィ Photo by Getty Images

同郷のブルース・スプリングスティーン(左)とジョン・ボン・ジョヴィ

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ボン・ジョヴィの出身地はアメリカのニュージャージー(NJ)。ジョンは地元の音楽スタジオでアルバイトをし、バンド結成後もNJのライヴハウスに出演していた。「恋の切り札」のMVはNJで撮影しているし、ジョンはNJにチャリティを目的としたレストランを開いている。NJは筆者のようなファンが聖地巡礼したくなる、バンドの地元愛が詰まった場所だ。

「 ボン・ジョヴィ:Thank You, Good Night」

全4話で構成されたボン・ジョヴィ初のドキュメンタリー。現メンバーだけではなく、脱退したリッチーや、ジョンの憧れの存在である同郷のブルース・スプリングスティーンが、バンドの確執や人気ぶり、歴史などを語る様子も収録。40年、最前線を走り続けるロック界の伝説の、栄光の裏側が余すところなく描出されている。

「 ボン・ジョヴィ:Thank You, Good Night」
ディズニープラス「スター」で2024年4月26日(金)より独占配信開始

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