公開中の『恋するプリテンダー』からウィル・グラック監督のコメントが届いた。

ビーチに置かれたトレーラーで寝泊まり

本作のメガホンを取ったウィル・グラック監督はラブコメ界の巨匠ともいえる人物。公開を機に撮影時のエピソードをたっぷりと語ってくれた。

まずは本作のロケ地である、オーストラリアシドニーについて聞かれると「予告編を見てもわかりますが、映画で描かれるシドニーは圧巻の美しさです。冒頭の15分を過ぎると、海に広がる青い空や海で戯れる人々の様子を見つめているうちに、西洋のどんな都市にいようとも、それがヨーロッパであれ、アメリカであれ、そんなことは忘れてしまって、オーストラリアオーストラリア行きの航空券を調べたくなってしまうでしょうね」と語った。

それも頷けるほど映画に出てくるシドニーの街は青い海、広い空、燦々と照らす太陽と今すぐ行きたくなる魅力が満載だ。

さらに「今まで映画の撮影現場で経験した中で一番楽しかったのは、パーム・ビーチという場所での撮影です。地球上で最も美しい場所の一つで、一日中撮影をしてその日の終わりにスタッフたちが家に帰る際、私とシドニー、グレンのトレーラーをビーチに残してくれ、そこで寝泊まりしました。撮影の夜は毎晩、泳ぎに行き、それから皆でビーチでくつろいでいました。本当に素晴らしかったです。朝5:30に目覚めると、海から太陽が昇り、空気が綺麗で、とても静かで、最高に美しい場所でした。映画にも出てきますが、あの海はまさに私たちが見ていたものです。決して忘れることはないでしょう」と続けた。

画像: ビーチに置かれたトレーラーで寝泊まり

グレン・パウエルがスタントマンやハーネスなしで飛び降りた!

本作ではラブコメでありながら大規模なスタント撮影も行われている。

「シドニー・オペラハウスにヘリコプターで到着するシーンは何度もお願いし、(先方から)何度もノーと言われ、我々のラインプロデューサーに『もうこれはダメかな?』と確認すると、『オーストラリアでは11回目のノーはイエスになる』と言われました。ヘリコプターについて、7回目、8回目のノーが出ても心配しなくていいと言われ、実際に12回目のノーがイエスになりました。そしてオペラハウスにヘリコプターを着陸させ、グレン・パウエルが飛び降りるシーンを撮影できることになりました。彼はスタントマンやハーネスなしでしたが、安全をしっかりと確認した中で行いました。しかし、撮影中私はグレンを見ながら『この撮影を許可してくれたなんて信じられない』と言い、グレンも『私も信じられない』と会話したのを覚えています。それから彼はヘリコプターから飛び降りました」と涙ぐましいスタッフの努力と粘り強さを感じさせるエピソードを披露してくれた。

また、シドニー・スウィーニー、グレン・パウエルという今をときめく旬なキャスティングについて「私がこれまで一緒に仕事をした中で最も面白い二人だ。彼らをスクリーンで引き合わせれば魔法が起こります」と大絶賛。『小悪魔はなぜモテる?!』『ステイ・フレンズ』などのラブコメも手がけるウィルはラブコメ作品について「私たちがラブコメが好きなのは、登場人物と一緒に冒険に出ることができるからだと思います。映画がどんなエンディングになるかは皆わかっているでしょう?ミステリーではありませんから。ですからみんなで一緒に感情のジェットコースターに乗るという体験をするのです。それがラブコメが人々に愛される理由です。一人でTikTokを見るのではなく、映画館でみんな一体となるのです」と語っていた。

画像: グレン・パウエルがスタントマンやハーネスなしで飛び降りた!

『恋するプリテンダー』 
5月10日(金)より全国の映画館で公開 
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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