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会場から大歓声、奇跡の3ショットが実現!
マッツ・ミケルセン
大阪おおきに! ありがと! 日本の人も食べ物も大好きです!
6年ぶりの大集合となった「デス・ストランディング」チーム
昨年の大阪コミコン、東京コミコンに続いて三度目の参加となったマッツ・ミケルセンさん。
毎回マッツさんのステージは超満員ですが今回で3回目。そこで今までとはちょっと違う形でのステージをお届けしたいと思っていた時に素晴らしいお話が。なんと世界的に有名なゲームクリエーターでマッツさんとも親交のある小島秀夫さんがこのステージのスペシャル・ゲストとして参加してくれることになりました。
これだけでも嬉しいのにさらに奇跡が起こります。ノーマン・リーダスさんも来てくれることになったのです。マッツさんとノーマンさんは小島秀夫さんのゲーム「デス・ストランディング」で共演している。
ただマッツさんと小島さんのステージ対談は急遽決まり、ちょうどその時間はノーマンさんは撮影会・サイン会のスケジュールが入っていました。しかしなんとか時間を調整し冒頭5分だけでマッツ・ミケルセン×ノーマン・リーダス×小島秀夫の3ショットという奇跡のステージが実現したのです。これは会場から大歓声があがりました。小島さんによればこの3人が揃うのは6年ぶりだそうです。
ノーマンさんが降壇した後、マッツさんと小島さんのトークステージが始まります。まずは小島さんとゲームの話から。「デス・ストランディング」に最初参加したときはとてもクレージーな仕事と感じたが、小島さんの目指す世界観がわかった時にアメイジングだと思った。小島さんもマッツさんのことを気に入り“マッツ・マックス”というゲーム企画を思いつくもマッツさんは本気にしなかったそうです。
マッツさんが「小島さんのゲームにまた参加したい、ゾンビとカンフーをあわせたような内容はどうですか?」と聞くと小島さんは「ゲームだけでなくいつか映画を撮ろうと思っているので、その時に考えてます」と。
小島さんは「ハンニバル」のファンで、新シーズンの可能性を聞いたところ、そういう話は時々出ますがなかなか実現しない。やるなら年をとる前にやりたいと。これに対し小島さんは「いまはCGで若返らせるから大丈夫」とマッツさんを安心(?)させました。
ハリウッド映画もデンマーク映画もどちらも“自分”につながっている
映画の話になり、ヨーロッパのフィルムアワードで俳優賞を受賞したデンマーク映画『プロミスド・ランド(原題)』が日本でも公開されることが決定。その一方で12月公開のディズニー映画『ライオン・キング:ムファサ』に物語のキーとなるライオンのキャラ、キロス役で参加が決定。
ハリウッドの人気映画に参加しつつやデンマークのアーティスティックな映画という毛色の違う映画に出ていることについて「ハリウッドの娯楽映画は少年時代の憧れで、デンマーク映画はやはり母国の芸術。どちらも“自分”につながっている」と。最後に若い世代へのメッセージを聞かれ「自分の信じることをやり続けることでいつか自分を誇りに思えるようになります」と締めました。マッツさんの様々な面が浮き彫りになる良いステージとなりました。
会場全体に響き渡ったアイ、ラブ、ユー!コール♡
ノーマン・リーダス
美しい国、人々、食事、サンキュー!
「ウォーキング・デッド」が多くの人に愛される理由
大ヒット・シリーズ「ウォーキング・デッド」の主要キャラであるダリル・ディクソン役を2010年から演じ続け、彼を主人公にした「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン」も始まったノーマン・リーダスさん。
超満員の会場に「グッド・モーニング!オハヨウゴザイマス」の声とともにノーマンさんが登場。ファンからの“アイ、ラブ、ユー!”コールに対し「アイ、ラブ、ユー、トゥー!」と返し、さらに指でハートを作りながらファンに感謝の意を示します。会場のボルテージは一気にあがりました。
まずは「ウォーキング・デッド」についてのトーク。このドラマがなぜここまで支持されたのか?そしてダリル役を長く演じてきてどう思うか?という質問に対し
「このドラマに出てくる登場人物すべてが、こういうアポカリプス(世の終末)的な事件がなければ団結しなかったようなキャラクターたちであり、彼らが様々な違いを乗り越えて一緒に戦っていく、生き残っていく、その姿が魅力的なんだと思います」
「自分がダリルを演じる上で大事にしているのが“成長”なんです。最初は目が合っただけでケンカを始めてしまうような雰囲気のキャラクターでした。けれど、シーズン2、シーズン3と作品が進むにつれて、人の顔を真っ直ぐ見なかったダリルはどんどん人と向き合うようになり、目を見て話すようになります。そういうボディランゲージの移り変わりというのを意識していました。みんなもダリルを認め、信用し、ファミリーになっていくんです」
私たちの生活の一部になっているドラマそしてノーマン!
次にファンから来た変化球の質問をしてみました。ウォーカー(ゾンビ)役のエキストラになってぜひダリルに殺されたい、というものです。ノーマンさんは苦笑しながら「それはおすすめしません。特殊メイクは3時間はかかるし特殊なコンタクトレンズを入れるんですが、これを付けているとほとんど何も見えないんですよ」と。
ここでコミコンのアンバサダーである斎藤工さんから「ウォーキング・デッド」以外の質問が。斎藤さんも大好きだという映画『処刑人』について。なんとパート3が作られるとの噂が。これについてノーマンさん自身が「ハイ、『処刑人Ⅲ』は作られます」と認めました!
「『ジョン・ウィック』の製作陣が参加して、かなり大規模な作品になります。脚本の初稿を読んだのですがすごくクレージーな作品です」これには会場から歓声と拍手が起こります。
最後に映画とドラマの違いについて聞くと「TVドラマというのは毎週決まった時間に放送されて、家の中で視ます。だから生活の一部や習慣になっていると思うんです。それ故登場人物との絆もより深まるでしょうね」。
この言葉に斎藤さんが「まさにこのステージにいる人はみなノーマンさんが生活の一部になっている人だと思います」と返すと「そう言っていただけて嬉しい。僕は日本が本当に好きです」とノーマンさん。きっとまた日本に来てくれる、そんなことを感じさせるステージでした。