今年もインテックス大阪にて5月3日~5日にかけて開催された大阪コミコン2024。先月号に引き続き、ステージにてMCを務めた杉山すぴ豊さんに、大熱狂だったマッツ・ミケルセン、ノーマン・リーダス、トム・ヒドルストン&ソフィア・ディ・マルティーノ、ジェイソン・モモアのステージや、大阪コミコン2024でのさまざまな思い出を、さらに詳しくレポートしてもらいました!(文・杉山すぴ豊/写真・野村信重/デジタル編集・スクリーン編集部)
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ファンサービス精神に溢れた「ロキ」コンビ!
トム・ヒドルストン&ソフィア・ディ・マルティーノ

大阪でとっても楽しい時を過ごしました。サンキュー!(トム・ヒドルストン)
皆さん来てくれてありがとう。絶対また日本に来ます!(ソフィア・ディ・マルティーノ)

画像: ファンサービス精神に溢れた「ロキ」コンビ! トム・ヒドルストン&ソフィア・ディ・マルティーノ

マーベル・コスプレイヤーと共に登場した「ロキ」コンビ!

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)系のセレブの時は、マーベルのコスプレイヤーたちがお出迎えする中で本人たちをお呼びするというのが東京&大阪コミコンの人気の演出パターンです。

今回MCUの「ロキ」からトム・ヒドルストンさんとソフィア・ディ・マルティーノさんが参加。マーベル・コスプレイヤーたちがアッセンブルする中、2人が登場。ソフィアさんはシルヴィのコスプレイヤーさんたちに大感激。コスプレーヤーの方が持っていたシルヴィの剣にさわりながら「すごい! どうやって作ったの?」」と興味津々でした。

その後のトークショー・セッションではやはり「ロキ」まわりの話題で盛り上がりました。特に劇中、マクドナルドが重要な舞台となるのでロキとシルヴィがそこでなにを食べるかで大盛り上がり。ソフィアさんは「ストロベリーミルクシェイクとLサイズのフライドポテトを頼んで、ポテトをシェイクにディップして食べるかな」。トムさんは「うーん、ロキだったらそこは“スイート&サワーソース”をディップするね。甘酸っぱいってロキっぽいよね」と。

トムさんはロキ役を演じて14年、そこで14年前の自分にアドバイスするとしたらなんと言いますかとの質問には「自分を信じること、自分の直感を信じること、ですね。そして“ロキが人生を変えるから覚悟しておいて”かな」ここで会場から大拍手が起こりました。

一方ソフィアさんはシルヴィ役を得たことで人生は大きく変わりましたか?については「もちろんです。こうやってコミコンに招待されて、素晴らしいファンの皆さんや素敵な方々に会えること自体大きな変化です。でも大きな変化が起こってもやはりどこか謙虚でいたいと思います。そういう気持ちは変わらず持ち続けたいです」

「ありがとう、おおきに」「THANK YOU!」

トムさんにはドラマ「ナイト・マネジャー」のファンも多く、先ごろ8年ぶりに新シーズンが製作されることが発表されました。これについて聞くと「製作の話は本当です。「ナイト・マネジャー」も自分にとってとても大切にしている作品でプロデューサーとしても関わっています。楽しみにしていてください」と答え、会場から歓声があがります。

最後は昨年の東京コミコン同様、MCの小田井涼平さんが指を2本立て角に見立てるロキ・ポーズをトムさん&シルヴィさんにリクエスト、楽しそうに応じてくれました。会場のファンも同じポーズで返します。

ステージを去る前にトムさん、シルヴィさんは日本語で「ありがとう、おおきに」を3回会場のファンに向かって言ってくれました。なので会場からもTHANK YOU!THANK YOU!THANK YOU!と3回コール。セレブとファンの心が通じ合ったステージになりました。

画像3: Photo by Getty Images
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なおオープニング・セレモニー(開幕式)の時は、セレブたちが木槌をもって鏡割りをするのが恒例ですが、この時トムさんとソフィアさんは木槌を武器に見立てちょっとしたロキVSシルヴィのバトルをお披露目。こういうサービス精神も素敵でした。

ファンにラブリーな姿を沢山魅せてくれた
ジェイソン・モモア

大阪大好きです! 久しぶりに来られてよかった!

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電撃的に大阪コミコンへの参加が決まったジェイソン・モモア

今回のセレブの中で電撃的に参加が決まったのがジェイソン・モモアさん。スケジュールの都合で4日と5日の2日間の参加でした。だからなおさらジェイソンさんに会いたいというファンの熱気はすごい。

MCであるLiLiCoさんの絶叫に近い「ジェイソン・モモア!」コールでジェイソンさん登場!ハワイ出身なので「アロハ!ジャパン!」とご挨拶。その後日本語で「オハヨウゴザイマス」最初にコミコンについての感想を聞かれると「『アクアマン』や『ワイルド・スピード』の時に日本に来れなくて残念でした。でもようやく来れて嬉しい」と答え、手でハートを作ったり、首に両手をあてて愛らしいポーズをとってファンにラブリーな仕草をみせてくれました。

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ここからは事前にファンから募った質問を斎藤工さんが読み上げます「肉体維持のためにしていることはなんですか?」に対し笑いながら「もともとハワイアンなので体は大きいんです。あとよく食べることかな。もちろん役作り、役にあわせて体形は整えますけどね」このあと日本食はすべて好きで昨日はウニの寿司をいっぱい食べて相撲取りの“曙”(註:曙太郎さんはジェイソンさんと同じハワイ出身の横綱)になった気分だと。

ヒーローと悪役を演じて楽しいのは“ヴィラン”!

次に『アクアマン』はヒーロー、「ワイルド・スピード」では悪役を演じていましたが、ヒーローと悪役演じて楽しいのはどっちですか?に対しては「ヴィラン(悪役)」と即答。

「ヴィランの方がいろいろとハチャメチャなことが出来るし、そもそもスーパーマンみたいな優等生ヒーローは自分に向いていないかも(笑)ただ『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』のダンテみたいに、どこか愛すべきところがある悪役にしようとキャラを考えて演じています。で、まだ言えないんですが次にまた“ワルイヤツ”を演じます。(この時、LiLiCoさんにこっそりBADGUY=悪役は日本語でなんて言うんだ、と聞いて“悪い奴”と教えてもらい即座にこの日本語を使ったのです)」。

しかしジェイソンと言えばやはりヒーロー、アクアマン。もうすぐ『アクアマン/失われた王国』のブルーレイが出るのでその見どころを聞かれると

「え? 『アクアマン』を観ていない奴がいるのか? この会場を出てけ(笑)」とかました後、「アクションやユーモアもいっぱいですが、今度のアクアマンでは父になり、そして弟との絆が描かれます。最後には人類と海底人が共存の道をはかっていくスピーチもする。そうしたドラマ部分も熱いですね」

本作にてアクアマンというヒーロー役は卒業。次に別のヒーローを演じる予定がありますか?については口にチャックをする仕草をして「これも言いたいけどまだ言えないんです。でも楽しみにしていてください」と。ここで会場から大きな拍手。

ステージの最後にはジェイソンさんの大ファンというシンガーソングライターの山本彩さんが花束をもって登壇しました。ジェイソンさんらしい豪快さとユーモアが全開のパワフルかつ楽しいステージとなりました。

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