キャラクター紹介※（）内は日本語版声優
主人公
ライリー（声：横溝菜帆）
ホッケーが大好きな明るくて優しい女の子。思春期の真っただ中で、親友とのすれ違いや将来への心配から、感情の嵐が訪れるが…。
子どもの頃から見守る感情たち
ヨロコビ（声：小清水亜美）
いつでもポジティブでハッピー。たまに空気が読めないことも…。
カナシミ（声：大竹しのぶ）
内気で泣き虫。だけど、実は誰よりもやさしくて仲間思い。
イカリ（声：浦山迅）
熱い闘争心の持ち主。一度キレたら誰にも止められない…。
ムカムカ（声：小松由佳）
キライなものやダサイものは断固 NG。毒舌な一面も。
ビビリ（声：落合弘治）
いつも怯えているが、迫りくる危険には素早く反応する。
新たに現れた大人の感情たち
シンパイ（声：多部未華子）
最悪の将来を想像し、あたふたと必要以上に準備してしまう。
ハズカシ（声：村上（マヂカルラブリー））
いつもモジモジしていて、恥ずかしさMAXになるとフードで顔を隠す。
イイナー（声：花澤香菜）
小さな身体で背伸びして、いつでも周りの誰かを羨んでいる。
ダリィ（声：坂本真綾）
どんなときも退屈で無気力。片時もスマホは手放さない。
ケルシー・マン監督インタビュー
「欠点が“あるから”自分を愛してほしいと語る映画を作りたかったんです」
──この続編の企画はどのように始まったのでしょうか？
（前作の監督）ピート・ドクターとのミーティングで〝君は『インサイド・ヘッド』の続編に良いと思う。もし興味があるのなら、続編でどんなことが可能なのか、アイデアを出してみてくれ”と言われたんです。
それで僕は帰宅してから1作目について考えました。あの映画には僕の好きなことが全部詰まっていました。イマジネーションに満ちていて、笑いがたくさんあって、世の中に良いインパクトを与えました。僕は、そういう映画を作りたいから、この仕事をしているのです。だから『ぜひやらせてください』と言いました。そこから始まったのです。
──どのように今回の物語が生まれていったのですか？
最初にしたのはピートと一緒に前作を見直すことでした。映画は『ライリーは12歳。どんな問題が？』というセリフで終わります。それを聞いて僕は、『これですよ。僕たちはこれについての話を語るべきです。この問いに答える映画にしましょう』と言いました。
そして僕は、ティーンエイジャーの頭の中について考え始めたのです。僕はこれを、多くの人、とりわけティーンエイジャーの手助けをする映画にしたいと思いました。そして、まだ心の中にティーンのときのことを抱えているすべての人にも語りかけたいと。
──それが本作のメッセージですね？
そうです。その年齢（ティーン）になったときに出てくる感情、思いにどう立ち向かうべきかという映画を、僕は作ったつもりです。幼い頃、僕は自分が好きで、自分は祝福されるに値する存在だと思っていました。ですが、歳を重ねていくと自分に厳しくなり、自分が好きではなくなりました。自分には価値がないように感じるようになりました。それは、その年齢になると起きることです。それは今も僕の頭の中にありますが、それにどう対処すれば良いのかを、その後、僕は学んできました。
僕は、そういった感情について、そして自分を受け入れるということについて語る映画を作りたいと思いました。欠点が〝あるにもかかわらず”ではなく、欠点が〝あるから”自分を愛してほしいと語る映画を。そのメッセージを、僕は世界に向けて伝えたいのです。自分がティーンだったときにこんな映画があってくれたら良かったのにと思います。
僕はわが子にこの映画を見せたいです。世の中のすべてのティーンにも、そして大人にも、もっと幼い子どもたちにも、これを見てもらいたいです。自分には価値がないという思いには、誰もが共感できるはずですから。あなたには価値があるのだと知ってもらいたい。この映画を見終わった人たちが、鏡を見て、そこに映るもの、その内面にあるものを素直に愛してくれたら素敵だなと思います
『インサイド・ヘッド２』
2024年8月1日（木）公開
2024／アメリカ／1時間36分／配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督：ケルシー・マン
声：エイミー・ポーラー、フィリス・スミス
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