リドリー・スコット(監督) ✖ ダン・オバノン(脚本)✖ H・R・ギーガー (造形デザイン/クリエイター)という、強烈な個性の融合によって生まれたSF映画の金字塔『エイリアン』(1979)。続編となる『エイリアン2』(1986)では、後の『タイタニック』(1997)で世界興行記録を塗り替えるジェームズ・キャメロンが、続く『エイリアン3』(1992)では、次作『セブン』(1995)で世界中にセンセーションを巻き起こすデヴィッド・フィンチャーが、さらに『エイリアン4』(1997)では、次作『アメリ』(2001)で一躍注目を浴び、日本に於いても単館系の興行記録を更新するジャン=ピエール・ジュネが、それぞれに監督を務め、各々の『エイリアン』シリーズでそのオリジナリティを余すことなく発揮した。 そして、完全生命体【エイリアン】の登場から45年———観る者を心理的にじわじわと追い詰める【恐怖の原点】に立ち返って描かれたスピンオフの新作が、『ドント・ブリーズ』(2016)のフェデ・アルバレス監督による『エイリアン:ロムルス』(2024)だ。
今回、ギャラリー・コレクションに追加となるのは、スタン・ウィンストン スタジオで『エイリアン2』のクリーチャー制作に携わったアレック・ギリスとトム・ウッドラフ・Jr.が、1988年に設立したスタジオ=【アマルガメイテッド・ダイナミクス】において、特殊効果の主軸を担うことになった『エイリアン3』公開後に、スタジオ公認の元、生産された『エイリアン3』ベースのエンブリオ(胚)とエッグ(卵)になります。病気を持つ子供のためのチャリティとして、各限定5体のみ出品されました。創造主リドリー・スコットのお墨付きをもらった最新作『エイリアン:ロムルス』の劇場公開に併せてのお披露目となります。