世界各地をバイクで巡る旅番組「ライド with ノーマン・リーダス」のホストを務めるほど実生活でも無類のバイク好きなノーマン。人生の大部分を占めるほど、バイクを愛するようになったきっかけに迫ります!(文・奥村百恵/デジタル編集・スクリーン編集部)

ノーマン・リーダスのバイク愛

画像: ノーマン・リーダスのバイク愛

大ヒットドラマ「ウォーキング・デッド」シリーズでバイクを乗りこなすワイルドなキャラが人気のダリル・ディクソン役を演じているノーマン・リーダス。現在Huluで配信中の「ライド with ノーマン・リーダス」は、撮影現場にもバイクで通っていたほど無類のバイク好きとして知られるノーマンがホストを務める旅番組だ。そんなノーマンがバイクに乗り始めたのは中学一年生のとき。「YZ80(ヤマハ)」を友達と交代で乗っていたのだそう。番組の中では俳優デビューする前にバイク店で働いていたことも明かしていて、憧れのピーター・フォンダ(『イージー・ライダー』の主演を務めたことで有名/79歳で逝去した)がゲストで登場した際には、彼を「永遠の俺のヒーロー」とノーマンが語り、二人で楽しそうにバイクのカスタムショップを訪れていた姿が印象的だった。ドラマではトライアンフのチョッパーやCB750ナイトフォークス、同番組ではドゥカティやトライアンフなどのバイクに乗っており、どちらも放送開始当初から彼のファンはもちろん、多くのバイカーたちからも注目を集めていた。

画像: 憧れのピーター・フォンダも出演!

憧れのピーター・フォンダも出演!

2019年には番組のプロモーションで来日した彼にインタビューしたが、とてもフレンドリーに接してくれたのを覚えている。当時ノーマンの前に置いたSCREENの表紙がロバート・ダウニーJr.で、彼の顔の上にサングラスを乗せてスマホで撮影するというお茶目な行動で取材陣を笑わせてくれたのも良い思い出だ。インタビューでは「日本人の物作りにかける精神やビンテージ文化が凄く良いなと思います。例えばビンテージものの革ジャンを作るには高い技術が必要で、それと似たようなことをバイカー達もしている。バイクを改造したりメンテナンスするのも技術が必要なんです」と、真面目に語る姿も素敵だった。「ライド〜」は現在シーズン6まで配信されているが、ノーマンが訪れていない国はまだまだたくさんある。シーズン7の制作を信じて待ちながら、これまでの回を再度鑑賞したいと思う。

▼2019年の日本での番組プロモーションにて

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About「ライドwithノーマン・リーダス」

ノーマンが世界各国を訪れ、各地の絶景やその土地に根付く文化や歴史を紹介する番組。親交のある俳優や友人たち(息子が登場する回も!)と共にバイク旅をするワイルドな姿や現地の人々との交流、ご当地グルメやレジャーなどを楽しむノーマンが堪能できる。

「ライド with ノーマン・リーダス」シーズン1〜6 Huluで独占配信中

「ライドwithノーマン・リーダス」CHECK POINT

各国の文化を大事にする真面目な姿に注目!

画像: 各国の文化を大事にする真面目な姿に注目!

訪れた国の人々と積極的に文化交流を楽しむ主義のノーマン。ハワイではハワイ人の主食ポイを食べ、ウルグアイではマテ茶を飲み、ポルトガルではぎこちない手つきで真面目にエッグタルト作りに挑戦していた。また、各国のコワモテバイカー集団とすぐに仲良くなってしまう人懐っこさもノーマンの大きな魅力で、この番組を見たら彼を大好きになってしまうこと間違いなし!

日本でのロケ回は盛りだくさんで見応えあり!

画像: 日本でのロケ回は盛りだくさんで見応えあり!

シーズン4の東京編では「ウォーキング・デッド」でベータを演じたライアン・ハーストと箱根を旅したり、ゲームデザイナーの小島秀夫の会社を訪れたり、渋谷で人気のカートを楽しんだノーマン。ep3では、俳優のマイロ・ヴィンティミリアと大阪でお好み焼きを食べ、京都では芸者と交流し、奈良公園では鹿と戯れるなど日本の伝統文化と食に興味津々の姿が印象的だった。

仲良し俳優とのじゃれあいにもほっこり!

ジェフリー・ディーン・モーガン、アンドリュー・リンカーン、スティーヴン・ユァン、マイケル・ルーカーら「ウォーキング・デッド」出演者登場回は、彼らとノーマンが戯れあうシーンも多くファンを大喜びさせた。悪役を演じたジェフリーが、壁画に書かれたノーマンの鼻に「鼻くそ」を付け足して揶揄ったシーンも楽しい。キアヌ・リーヴスやジョシュ・ブローリンら豪華俳優陣の登場回も必見!

「ライドwithノーマン・リーダス」シーズン1~6 Huluで独占配信中
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ノーマン最新作は、やっぱりバイク映画 『ザ・バイクライダーズ』

1960年代アメリカ・シカゴに実在した伝説的モーターサイクルクラブの危うくて儚い永遠の記録

画像: ノーマン最新作は、やっぱりバイク映画 『ザ・バイクライダーズ』

アメリカの写真家ダニー・ライオンの写真集「The Bikeriders」(1968年初版)にインスパイアを受けて作られた本作。『テイク・シェルター』(11)、『ラビング 愛という名前のふたり』(16)などで知られるジェフ・ニコルズが監督・脚本を務めており、物語のストーリーテラーであるキャシー役をジョディ・カマー、キャシーのパートナーでありヴァンダルズで異彩を放つベニー役をオースティン・バトラー、ヴァンダルズのカリスマ的リーダー・ジョニー役をトム・ハーディ、ヴァンダルズを取材する写真家ダニー役をマイク・フェイスト、放浪のバイカー・ソニー役をノーマン・リーダスが演じている。

物語の舞台は1965年のアメリカ・シカゴ。不良とは無縁の生活を送っていたキャシーは、喧嘩っ早くて無口なバイク乗りベニーと結婚することに。ベニーは地元の荒くれ者たちを仕切るジョニーの側近でありながら、群れを嫌い、狂気的な一面を持つ人物だった。ジョニーらバイカー集団の「ヴァンダルズ」はモーターサイクルクラブへと発展するが、急激な拡大を遂げた結果、クラブ内は治安悪化に陥り、敵対クラブとの抗争が勃発。そんななか、“ヴァンダルズ”で最悪の事態が起こる…。

アメリカの政治的、経済的、社会的変化が激しかった時代に、バイクを愛するアウトサイダーたちが恐るべき犯罪集団へと変貌していく過程を、事実を基に描いた本作。劇場での臨場感あふれる映画体験に乞うご期待!

ノーマンが演じるソニーはこんな役!

モーターサイクルクラブ「ヴァンダルズ」に加わることになる、カルフォルニアのバイカー。乱れた外見とは裏腹に、明るくフレンドリーな性格。実在したバイカー(ファニー・ソニー)がモデルとなっており、ソニーを “ぼろぼろの歯にする”というアイディアはノーマン自ら考案。彼のバイク乗りとしての感性が最大限に生かされたソニーの登場シーンは必見!

『ザ・バイクライダーズ』
11月29日(金)より全国公開
監督・脚本:ジェフ・ニコルズ
出演:オースティン・バトラー、ジョディ・カマー、トム・ハーディ、マイケル・シャノン 、マイク・フェイスト、ノーマン・リーダス
配給:パルコ ユニバーサル映画
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