日本でも社会現象を巻き起こした『ジョーカー』。その最新作にして完結編となる『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』、通称「ジョーカー2」の幕がついに開きます。理不尽な社会が生んだ“悪のカリスマ”はどこへ向かうのか。前作を上回る「世紀の瞬間」、その衝撃の結末に備えよ!(デジタル編集・スクリーン編集部)
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登場人物

アーサー・フレック/ジョーカー(ホアキン・フェニックス)
笑いのある人生は素晴らしいと信じ、都会の片隅でピエロメイクの大道芸人として細々と生きていた孤独で心優しい男。しかし辛い境遇と理不尽な社会の中で狂気にとりつかれ、“悪のカリスマ”に変貌。自分の意思に関係なく発作的に笑ってしまう病気を抱えている。

画像1: 登場人物

リー(レディー・ガガ)
ジョーカーが出会う謎の女性。

画像2: 登場人物

前作『ジョーカー』とは?

『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の2年前、ジョーカーが誕生するまでを描く衝撃作。コメディアンを夢見る、孤独だが純粋で心優しい男アーサー。都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながらドン底から抜け出そうともがくが、理不尽だらけの世の中で、やがてある事件を起こしてしまう。

全世界興行収入は1,500億円、日本でも興行収入50億円を突破し、観客動員350万人超えの驚異的大ヒットを記録。物語のどこまでが真実で妄想なのかが明確にされておらず、本編中の時計の針が常に「11時11分」を指していることなど謎めいた描写もあり、様々な議論・考察も呼び社会現象を巻き起こした。トッド・フィリップス監督は今回の続編について「1作目に対する“答え”ではない」と明言している。

画像: 前作『ジョーカー』とは?

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10月9日(水)より発売開始/価格:8,580円(税込)
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監督&キャストコメント

【 第81回ベネチア国際映画祭で世界初披露 】

日本時間9月4日(水)、三大映画祭のひとつである「第81 回ベネチア国際映画祭」コンペティション部門にて本作の公式上映“ワールドプレミア”が行われた。上映に伴い実施されたレッドカーペットセレモニーには、主演のホアキン・フェニックス、レディー・ガガ、トッド・フィリップス監督らが登場。公式上映後にはかつてない衝撃を目撃した観客からキャスト・監督に向けて12 分間にわたるスタンディングオベーションと称賛の歓声が送られた。

画像: レッドカーペットセレモニーに登場した『ジョーカー2』の面々。

レッドカーペットセレモニーに登場した『ジョーカー2』の面々。

ホアキン・フェニックス(ジョーカー役)

画像: ホアキン・フェニックス(ジョーカー役)

なぜ多くの人が前作に共感したのかは正直わからないです。それぞれの観客が、それぞれ違った要素に惹かれたんだと思います。いつもみなさんが語る内容に驚かされます。今回の作品は“安心を感じる愛への追求と切望”だと思います。この作品で象徴的な音楽は、物語に合わせて選び抜かれた曲だからこそ、その解釈を理解することが鍵でした。歌唱シーンの撮影はすべてライブで録音されたものです。テイクごとに声が異なって、とてもエキサイティングな体験でした。

減量については、詳しく語るつもりはありません。退屈だと思いますから(笑)。でも前よりも難しかった。というのも、今回はダンスシーンが多く、ダンスのリハーサルもたくさんやる必要があったから。今49歳ですが、もうこのようなことはしない方が良いでしょうね(笑)。

レディー・ガガ(リー役)

画像: レディー・ガガは印象的なファッションで会場の目をくぎ付けに。

レディー・ガガは印象的なファッションで会場の目をくぎ付けに。

前作にとても心を揺さぶられました。トッドはとても美しく素晴らしい作品を作り、そしてホアキンの演技も素晴らしかった。今までに観たことがない作品だったと感じたことが、今作で私が参加した理由です。わたしたちのアプローチは特別で、とてもニュアンスに富んだものでした。通常の映画で描かれるような歌唱シーンとはとても異なるもの。この映画での音楽の使い方は、キャラクターの感情を表現すること。セリフだけでは十分ではなく、キャラクターたちが言いたいことを音楽で表現しています。ジョーカーの中には常に音楽が流れていて、私はただ、トッド監督のビジョンを音楽とともにやり遂げただけです。

ホアキンと仕事ができたのは本当に光栄だったし、とても楽しい体験でした。彼には解き放たれて自由なところがあって、これまでのわたしの映画経験とは全く異なるものになりました。毎日、いかに正直で、真実にみちた瞬間を表現するかということに集中しました。トッドが伝えるストーリーはとても興味深いもので、“これは絶対に思いつかない”というものに仕上がっています。みなさんには、私たちが決めるのではなく、映画を観て自分自身でこの作品のテーマを見つけ出してほしいです。

トッド・フィリップス監督

この映画と共にベネチアに戻ってくる事に対して強い思いがありました。しかし期待値が上がっているのも感じているため、本作に関してはとても緊張しています。前作に関しては、僕たちが何をしているのかは誰にも知られていなかった。本作では一転、常に注目され続けていた。撮影中から様々な憶測や考察がネット上にあがっていたので、私たちとしては大きなプレッシャーを感じていました。

ホアキンはもともと“続編”をやる必要はないと考えていました。前作のときに「次もやろうか」なんて冗談で話してはいましたが、実際にやるとなったらそれはホアキンにとってもある意味恐怖でもあると思います。実際に続編を作ることになったとき、私たちは大胆でなければいけなかったし、続編だとしても前作と比べて予想外の作品にするには、どうするべきかと考えていきました。

前作のジョーカーは、目には見えなくても彼の心の中には音楽と愛が溢れていた。本作では客観的な視点よりも、ジョーカー自身の目を通して多くの情報が表現されている。そしてリアリズムという点では共通しますが、より想像的で象徴的なシーンが多くあるのが、本作の特徴だと思います。そして…この作品は、1作目に対する“答え”ではないとも加えておきます。

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ
2024年10月11日(金)公開
アメリカ/2024/2時間18分/配給:ワーナー・ブラザース映画
監督/トッド・フィリップス
出演/ホアキン・フェニックス、レディー・ガガ、ブレンダン・グリーソン、キャサリン・キーナー、ザジー・ビーツ

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