「グラディエーター」シリーズでは、愛するものや自由のために戦う男たちが私たちの心を大きく揺さぶりますが、今回はそんなスペクタクル史劇で戦う男たちが活躍する映画をご紹介。強靭な肉体を振り乱し、己の使命に目覚めた男たちの勇士を見届けよ!(文・相馬学/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『グラディエーターⅠⅠ 英雄を呼ぶ声』より ©2024 PARAMOUNT PICTURES.

ルシアス(ポール・メスカル)
『グラディエーターⅠⅠ 英雄を呼ぶ声』(2024)

画像: ©2024 PARAMOUNT PICTURES.

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マキシマス(ラッセル・クロウ)
『グラディエーター』(2000)

画像: Photo by Universal/Getty Images

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ローマ帝国の史実をベースにしているが、主人公の剣闘士は1、2作目ともにいずれも架空のキャラクター。1作目のマキシマスは帝国の英雄というべき将軍だったが、若い皇帝の罠に落ちて奴隷の身に転落。しかし剣闘士として認められたことでローマに戻り、復讐のための戦いに身を投じる。ラッセル・クロウの骨太な存在感が光り、アカデミー賞では見事に主演男優賞を受賞。続く2作目は、それから十数年後、マキシマスが伝説の存在として語らているローマが舞台。王家の血を引いていることを知らず、戦争捕虜となって剣闘士になった男ルシアスがマキシマスの遺志を継ぎ、横暴な権力に立ち向かう。対剣闘士、対野獣、水上戦など、コロセウムでの多彩なバトルに挑む主人公にふんした、ポール・メスカルの頼もしいキャラクターにシビれる!

ベン・ハー(チャールトン・ヘストン)
『ベン・ハー』(1959)

画像1: Photo by Silver Screen Collection/Hulton Archive/Getty Images

Photo by Silver Screen Collection/Hulton Archive/Getty Images

ローマ帝国期、罠に落ちて貴族から奴隷に転落した男が復讐を胸に、ローマへと舞い戻る。この主人公ベン・ハーは架空の人物だが、イエス・キリストとの数奇な出会いという、史実の要素もあり。闘技場での戦車競走での死闘は壮絶で、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』にも影響をあたえた。タフガイ、チャールトン・ヘストンは本作でアカデミー主演男優賞を受賞。

スパルタカス(カーク・ダグラス)
『スパルタカス』(1960)

Photo by Silver Screen Collection/Hulton Archive/Getty Images

スパルタカスは古代共和制ローマの実在の人物で、『グラディエーター』より前の時代の剣闘士。自身も奴隷である彼は仲間を束ねて反乱を起こし、権力者層を大いに慌てさせる。演じるカーク・ダグラスは人気全盛期でもあり、鍛え抜いた肉体を披露しての熱演が好評を博して大ヒットを記録。後に巨匠と目されるスタンリー・キューブリックの出世作でもある。

レオニダス(ジェラルド・バトラー)
『300〈スリーハンドレッド〉』(2006)

画像: レオニダス(ジェラルド・バトラー) 『300〈スリーハンドレッド〉』(2006)

レオニダスは古代ギリシャの都市国家スパルタを統治していた実在の勇猛な王。紀元前480年、圧倒的な武力を誇るペルシャ軍100万人の軍(史実では20万人)に、鍛え抜かれたスパルタの戦士たちはレオニダスの指揮の下、わずか300人で立ち向かった! ジェラルド・バトラーふんするレオニダスはカリスマ性にあふれ、肉体的な逞しさに加え兵士に対する鼓舞の演説も力強い。

『300 〈スリーハンドレッド〉』
4K ULTRA HD & ブルーレイセット(2枚組)6,980 円(税込)
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント

© 2007 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserve

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