狂気的な世界観と過激な惨殺描写で支持を得る「テリファー」シリーズ最新作が上陸!ダミアン・レオーネ監督のインタビューとともにみどころをご紹介しましょう。(インタビュー、文・相馬学/デジタル編集・スクリーン編集部)

現代ホラーのアイコン 過激描写もさらに進化!

わずか10万ドルの低予算で製作されるもホラーファンを唸らせた『テリファー』(16)、全米でスマッシュヒットを飛ばした『テリファー 終わらない惨劇』(22)に続くホラーシリーズの第3弾。今やもっともホットなホラーアイコンとなったピエロ姿の殺人鬼アート・ザ・クラウンが、3度壮絶な凶行を繰り広げる。前作ではハロウィンの殺戮が描かれたが、今回はそれから5年後のクリスマスを背景にした惨劇の物語。血糊も惜しみない惨殺描写の強烈さはパワーアップし、ハンマーからチェーンソー、液体窒素などアートの殺人道具も多様化。前作で生き残り、アートに立ち向かう運命を受け入れていくヒロイン、シエナの奮闘もスリリングで目が離せない。

監督・脚本は前2作に続いて特殊効果の名手ダミアン・レオーネが担当。アート・ザ・クラウン役のデヴィッド・ハワード・ソーントンも続投となる。『呪われた絵画』(24)も公開中のローレン・ラベラは前作に続きシエナ役に挑む。

あらすじ

画像: あらすじ

残虐ピエロが聖夜にカムバック!

アート・ザ・クラウンの凶行を生き延びてから5年、精神病院を退院したシエナは叔母の家族のもとに身を寄せる。幼い姪ガブスは彼女になつき、新生活は順風に思えた。しかし、シエナの脳裏には時おりアートの記憶が甦り、いるはずのない彼の姿が見えることも。その頃、廃墟で5年間息をひそめていたアートが復活。クリスマスで賑わう街を血に染めながら、シエナのもとへと迫っていた。シエナはガブスを守るために再び立ち上がる。

登場人物

画像: アート・ザ・クラウン

アート・ザ・クラウン

殺人ピエロ“アート・ザ・クラウン”

見た目は“クラウン”の名のとおりの道化師で、言葉を発せず、立ち振る舞いはどこかお茶目。一見すると無邪気だが、じつは邪気の塊で、おもちゃで遊ぶかのように嬉々として惨殺を繰り広げる。1作目では拳銃自殺したが復活し、不死身であることが判明。2作目では首を斬り落とされたが、1作目の生き残りで、彼に心酔するヴィクトリアがその生首を出産したことで転生。超自然の存在であることは明らかだが、その正体は本作で少し明かされる。

画像: シエナ

シエナ

シエナ (ローレン・ラベラ)

父が遺した武装により一度はアートを打倒。離れて暮らす弟を気にかける。

画像: ヴィクトリア

ヴィクトリア

ヴィクトリア (サマンサ・スカフィディ)

アートに殺されかけた被害者。精神病院を脱走し、アートのパートナーに。

今回も退場者続出! 子どもにも容赦なしの惨殺ぶり

画像: 今回も退場者続出! 子どもにも容赦なしの惨殺ぶり

「テリファー」シリーズの凄みは、何といってもグロテスクな惨殺シーン。腕や脚が切断されたり、内臓をえぐられたりするのは当たり前。一般的なホラーでは助かるはずの、子どもや母親にも容赦しない。そんな冷徹さゆえ、イギリスのプレミアでは映画が始まってすぐに9人が退場し、ひとりが嘔吐するという異常事態となった。ちなみに全米ではシリーズで初めて、初登場ナンバーワンとなる週末興行成績をマーク。すでに4作目の製作も進められているようだ。

『テリファー 聖夜の悪夢』
2024年11月29日(金)公開
アメリカ/ 2024/2時間1分/配給:プルーク=エクストリームフィルム
監督:ダミアン・レオーネ
出演:ローレン・ラベラ、デヴィッド・ハワード・ソーントン、サマンサ・スカフィディ、エリオット・フラム、ダニエル・ローバック、クリス・ジェリコ

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